2014年3月3日月曜日

奇跡の新車⁉オーバーホール!

珍しい自転車の再生。


長期在庫車で、未使用車を乗れるようにと・・・。


凄い!貴重品だ!カワムラニシキの26インチ(日本サイズ)




と、27インチ(日本サイズ)のセキネパラボロード。







どちらも生粋のメイドインジャパン!



新車未使用品はなかなか出て来ないし、


車輪ハブやボトムブラケット、ヘッドパーツに至るまで、



全部分解清掃、グリスアップ、調整。





















う~~~ん、流石はメイドインジャパンである。



基本的に作りがイイ。世に知られている自転車としては、



ブリヂストンのロードマン世代の自転車と言ってよかろう。



何とこの自転車、価格応談にて販売するそうです。



如何ですか?めったにないチャンスかも・・・?(笑)。



写真は多いので別枠参照で宜しくです。



最近、ローターとかで流行りの楕円クランクギア歯ですが、



はるか昔、シマノさんからリリースしていた


「バイオペース」という




楕円歯車のクランク、純正で付いています!







もちろんメイドインジャパン!



新品未使用(笑)。





2014年1月16日木曜日

素晴らしい!!!!!

今日、辻堂で変わった中古車店(変態車専門店と自称している)

ガッティーナの悦郎さんが


訪ねて来た。


松山君と・・・?おや?お隣の婦女子は・・・?



初めまして⁉




聞くと、湘南繋がりで、様々なショップの絵を描いているという、


「星加 海」(ほしかうみ)さんという画家さん。本名であるそうだ。



そんな湘南繋がりで、描いた絵を飾って貰っているのだとか。


先般、そのガッティーナで紹介していた人だった。




うん。羨ましい。湘南繋がりではないけれど、


シリーズ番外編で、


来てくれたらイイなぁ・・・。



なんて思っていたら、本当に連れて来て呉れた。



うちの店を即、描いて呉れた。


それがコレ。

















芸術家ってのは、インスピレーション凄いね。


芸術家って雰囲気がするさね。



素晴らしい。






有難う御座います、星加 海さん。




家宝にします(笑)。




星加海さんサイト

http://umistar.web.fc2.com/profile.html


星加海さんブログ

http://umistar.exblog.jp/

2013年7月1日月曜日

アベノミクスと自転車の今後の話。


・・・微妙だ。自転車は難しい。
自転車って乗り物は、どうしたって車体も含め、
消耗部品の集合体であるからして、
どうしても長持ちさせたい場合、屋内管理を徹底し、
なるべく乗らないに徹すると・・・。

わはは。それでは自転車本来の使用法をいささか逸脱している感が大きい。
ってか、自転車は乗るモンである。

翻ってアベノミクスである。成長戦略だの、何本の矢だの、
大騒ぎをしている結果、円安が加速し、輸出産業が好調となる一方、
ママチャリを含め、海外生産の自転車は、来年度から
値上げを余儀なくされるという寸法だ。

 最近、古くから存在する英国のブロンプトンというメーカーの
折り畳み自転車を取り扱う事となった。
昔はイギリス製と台湾製のモノが存在し、取り扱いもユルい感じだったんだが、
現在は結構シビアな感じで、作り、販売し、ファン層も熱狂的な人が多い。
で、それがなかなかのペースで売れる。

現行のママチャリやら、ビーチクルーザーやら、
何しろ面白可笑しい自転車は売れない。
ってか、売ろうとしないし、何だかいりもしない在庫をノルマ的に持たされ、
それどころでは無いのが本音と云った所だろうか?

ロードレーサーの進化も甚だしいぞ。どこがどう始めたのか、
アンチシマノ製品の具現化なのかは知る由も無いが、
兎に角、新しい規格を矢継ぎ早に投入しまくる。
アメリカンバイク(アメリカだからバイク)メーカーにその傾向が顕著だが、
ヨーロッパのレーサー(ヨーロッパだからレーサー)にも大きく影響し、
市場は混沌としているのだよ。

それぞれに独自性を見出す様に、同一部品に互換性を持たせないのが
特徴でね、あたかも自転車って機材は、消耗品の使い捨てのモノとして
扱われているかの様である。

電動シフトシステムに至っては、もうパソコンありきで考えられており、
苦労して配線を施してもサッパリ動かず、しかしながら製品に説明書などは
無く、仕方なくシマノに電話で問い合わせると、
ファームウェアをアップデートしてくれと云う。
・・・ファームウェアのアプデ・・・!?え?自転車?

・・・イラッとするよね。


確かにノンストレスでシフティングがウルトラスムーズで、レース機材であろうよ。
有る程度のマニュアル的なモノ位は用意して欲しいモンである。
そこにどう至るかってのすら無いってのは、些か無責任ではなかろうか?
決して安い商品じゃ無かろうよ。

海外製品などは、日本語の説明すら無いモノも本当に多い業界である。

 
 閑話休題。
日本に於いて、一般的な、所謂「ママチャリ」っては、もう変貌を遂げないとならない時期に、とっくに差しかかっていると思う。
大手の営業が来て、是コレを販売して欲しい、も然りだが、
もう少し時代に則した的なモノ作り、即ち自転車の本来のスピードへの
回帰が肝要。
現行はまだまだ旧態依然とし過ぎていてね、気持ちは分かるが、
時代錯誤も甚だしいのだ。
せめて世界基準レベルの自転車作りを切に望みたいモンである。

我輩はね、ママチャリを含め、自転車なら何でも直す、
又は直す努力をする。
でもね、昨今の勝手な自転車作りの適当さには、些かイラッとするのだよ。
何も全部が全部、レースをする訳ではないのだから、
毎年のモデルチェンジは不必要であると考える人は少なくないし、
戦略としては解らないでもないが、販売店ばかりに在庫等々を
押し付ける販売方法は如何なモノか??と思うんだ。

自転車は鉄やアルミなどの素材も、それぞれのメリットもあり、
乗り手に合わせて選択されて然るべきなのであるよ。

 ブロンプトンは普遍的な佇まいを放つ。それを乗り手、
若しくは買い手は理解し、多少高価な、小さな折り畳み自転車に
大枚ハタいて買って行く。一様に、素敵な笑顔と共に、
自転車を買って行く。

それが、大いなる魅力。

自転車って乗りものは本来、自由な乗り物である筈なんであるが、
いまやがんじがらめ極めて不便な、特に売り手にとっては・・・だがね。
そんな乗り物になり下がっている場合も有るや無しや・・・とも云えなくもない。

 先日バーゲンで手にしたダウンヒルタイプのマウンテンバイクを
富士見に持ち込み、愉しんで来た人がいる。ロードやら折り畳みやら、
沢山の自転車を持ち合わせるオッサンだが、掛け値なしに
愉しかったそうである。

この人はマウンテンだけじゃ無く、ロードレースやったり、折り畳み自転車で
輪行サイクリングをしたり、兎に角色んなスタイルで自転車と接する人だ。

こんな自由な発想の自転車遊びが、身近にある事こそが望ましいと思う
今日この頃なんである。

最近、少しだけ珍しいジドウシャを入手し、愛でているのだが、
我輩は特にクルママニアでは無いし、
それなりに不便やアラも見え隠れして来ている。

 偏見だろうが、ジドウシャなんて、存在自体が便利なのだから、
最低限事故防止や回避の為、オートマなんて無くすべきだと思っている。
と云うよりも、ジドウシャ自体が便利な乗り物であるが故、
マニュアル程度の操作をする煩雑さ位、人に課すべきではないかと
思うんだ。
運転席で、斜に構えて片足持ち上げて、ハンバーガー食ったり、
スマホをいじったりする位暇なヤツが多いってのは、
愚の骨頂であると思うんだよ。
 クルマを操る、機械を操る愉しみ、ドライビングプレジャーなんて、
もはや死語なのだろうかねぇ?

 自転車は人力だ。最低限、ペダルを漕ぐ。当然乍ら進む。
電動アシスト?必要無いだろ?
本来はね。
ご老人が云々との意見もあろうが、齢80を越えても尚、矍鑠として、
クロスバイク等、スポーツ車に乗る現役の人も大勢知っているので、
自転車に乗る側で鑑みると、ご老人=電動アシストって考え方を
正当化するのが難しいんであるよ。
人力で、何処までも行ける自由度の自転車がだ、電池の消耗を、
あたかもジドウシャのガソリンが減るかの如く見つめながら走るってぇ行為は、愚かしい気がしてならない。

実際、ジドウシャのオートマを無くせば、不要な事故は減るだろうし、
クダラナイながら運転なども減るだろう。
メシ食ったり、スマホしたり、本来運転とはかけ離れた行動をしている輩が、
よもや自動車が趣味だの、ジドウシャ好きだのと宣わないでほしいのであるよ。

右手を窓の外に付き出して煙草を吸っている御仁。
外は灰皿では無い。お前の乗るそのジドウシャの灰皿を使用し、
窓は絞め切って吸いなさい。
煙草が好きなんだろう。室内を煙で充満させながら吸えば良いではないか。
灰や吸い殻が飛んで来る事がしばしばな自転車乗りは、
いつも後ろで憤っておるのだよ。

アベノミクス・・・。

全然関係無い話になっちまったなぁ。


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2013年3月13日水曜日

将来への指針とか、絶対音感とか(後編)



 過日、子供が習っているピアノの話でね、現在ウチにあるのは電子ピアノという、
電気で音をコントロールするタイプのモノである。
我々にはピアノの音にしか聞こえない。
スイッチを入れないと音がならないのと、高さが無いから電子なんだと解る程度だ。

 最近、息子とピアノの先生が口を揃え、本物のピアノ購入の検討をして欲しいと
云い放つのだ。ふむ。君はピアニストにでもなるつもりなのか?と聞いてみた所、
そのつもりは無いが、電子ピアノのタッチに限界があるのだとの事。
サッパリ解らん顔をしていると、息子曰く、
「お父さん、自転車と同じだよ。いくら強い選手でも、ロードレースの練習や試合を
 ママチャリでやる人はいないでしょ?」

むむぅ。成る程云い得て妙である。結構な出費だぞこりゃあ・・・。

 てな訳で、年一回東京で開催されるピアノの展示即売会ってのに初めて行ってみた。
凄い人だ。こんなにピアニストっているのか!ってな盛況っぷりである。
ヤマハとかカワイのアップライトピアノなんか、十万円程度のモノもあるんだ。
そして新品ばかりでなく中古品もあり、その中古品が必ずしも 安いとは限らないのだ。

 現行品では生産する事が出来ない云々・・・とか、妙な能書きがソコ此処に書いてあり。
我々素人は、そんな能書きを読んで、適当な鍵盤をボコボコーンなんて
叩いてみるだけで、まるで暇である。たまに珍しい海外製品とか
(猫足スタイルの調度品みたいなヤツだ)を
見つけると、やおら息子を呼び付け、

「おい、これはどうなんだ?」

なんて引っ張って来るとね、
息子はすこぶる迷惑そうにチョロンと弾いて

「あ、駄目だねこりゃあ」
なんて言って、ぷいっとよそへ行ってしまう。

「何でだ?調度品みたいな脚だぜコレ、猫の脚みたいでカッチョイーじゃん。」

「お父さん、ピアノは脚が音を出すんじゃないんだよ。
 ましてや置物じゃああるまいし。」

なんて諭される。その昔家にはオブジェと化したピアノがあったのだが、
ただの置物だったので、ウチの父親が知り合いに呉れて来ちゃったから、
ピアノは置きモノであるというイメージが強い。

 会場に100台はあろうかというピアノを彼らはピコピコ打ち鳴らし、
おおかたの所、3台のピアノに絞られたのだ。いずれも1台限りの中古品である・・・が、
なみいるそこいらの新品スソモノピアノが数台買えそうな価格・・・ヒョエー。

お父さんは薄給なのであるぞ、息子よ。

 聞くとどうやら理想としてはグランドピアノがベストなんだと先生と口を揃えるが、
借家住まいで何がグランドだって話でね、それは女房が全力で却下。
で、その残った3台、最後にはハナっから消音機能が付いているタイプの
オールドピアノに落ち付いた。どうもその一台が一番グランドピアノの音に
近かったそうである。

 そんな話をしているうち、ふと大学時代の先輩が辻堂で経営する自動車屋を
思い浮かべて可笑しくなった。こだわりや音色など、その特徴を最大限生かすのに、
新品も中古も無いんだ。

 楽器もジドウシャも自転車も、どんなモノでも、愛情をこめて
維持したり管理したりすればする程、時代を超越して
理想のスタイルに近づけるのかも知れないね。


そんな訳で、お父さんは一生懸命金策中ナウ。とほほのほ。



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2013年3月4日月曜日

将来への指針とか、絶対音感とか(前篇)



親を務めるとは、誠に大変な所作であるね。
現代社会はね、勤めていれば偉くなる、とか、所謂年功序列で一億総中流意識的発想などは
とっくの昔に崩壊し、明日も解らない様な危うい生活を強いられていて・・・
なんてね、先行き不安な要素は満点だが、決して贅沢では無いが、細々と生きる時なら出来るね。

ま、ジタバタしたってどうにもなりませんからね。今出来る事をコツコツと行うとさ、
たまには面白ぇ事だって起きると云うモノさ。

 先般、珍しいモノをネットで発見したので、少し追いかけて見たんだ。
タカラ(現タカラトミー)が発売している「チョロQ」という、ジドウシャをデフォルメして再現し、
プルバック方式で自走し、且つ車体後部に10円玉を差しこむと、ホイールリフト(ウイリー)しながら
走行が可能で、1980年頃に正式に販売されたんだそうだ。
そう考えると息が長い、長寿玩具であるよね。

 そんなチョロQ的デフォルメを施した自転車が、ヤフオク検索でたまたまヒットし、
しかもかなりの安値で、一応落札に参加して見たが、同時にその自転車をもう少し
検索して見たんだ。すると、一部のネット販売の業者が頻繁にヒットするのみで、他はどうやら
完売、とか、削除されたりとかしていて、謎めいている。
どうやら2003年頃の企画のモノの様で、新車が流通している事は先ず無い筈なんであるが、
現代的通販業界事情の妙で、どうやら「流通在庫」ってモンが存在するらしい。
ま、売れると思って資本力にモノを言わせて大量に買い込んだが、割と不良在庫になっちまった
って体の話だろうね。おそらく。

 こう云った出自の面白そうな自転車は、何としても手に入れて見ないと、
詳細が解らないからね、俄然頑張って見たのだよ。ヤフオクは安値で落札されたが、
ネットでも新車価格の半値で売っているのだから、仮にヤフオクで落札して、送料払うと
大した差異が無く、程度も不明なので、高値更新された時点で降りる事にした。

 で、某ア○ゾン系列のネットで、送料も無料と来た。
届いた自転車は、完全組み立て配送と謳っていた通り、小さい自転車におよそ似つかわしくない
巨大な箱で届いた。少し笑ってしまった。

 箱から出すと、なるほど組み立ててはある。…が、一目で直ぐには乗れないと悟る。
何しろ怪しげな蝶番とクイックがハンドル周りに沢山付いていて、如何にも怪しげな
光を放っている。長年の流通在庫だけあって、フレームには小傷が沢山あって、
タッチペン処理があちこちに施されている。これには苦笑いだ。

 とりあえずバラシて見た。前後ハブのハブナットがダメダメで、日本製のママチャリ用に
交換する。片側なんか最初っからナットが半ナメ状態で、外すのにも一苦労。
幸い、ハブ軸のネジ山は正常だったので、ひと安心である。

 折り畳み式のハンドルポストに、アヘッド型ステムを付けたかったらしく、タダの棒に
ファングルナットを打ち込んだ棒がクイックで(!)止めてある。
・・・ヒュウ。チャレンジャーだなぁ。このファングルナットもダメダメで、一旦取り外し、
正常なスターファングルナットを打ち込み、同時にクイック止めの部分を
ボルトナットで絞め込んだ。クイックを絞めつけて試走した所、いとも簡単に
ハンドルが明後日の方向を向いてしまい、死ぬかと思ったからである()

 ・・・と、この様に沢山のモディファイを施し、やっと満足に乗れそうになったんだが、
どうにも心もとない走りであるが、そこがまたたまらなく愉しげな自転車なのだ。
見た目が異常にキュートだ。それだけで存在価値は充分だ。が、である。
これを一般の素人さん、しかも自転車に対しての知識の無い人に売るのは
どうかと思うよ。購買側も相当な知識と覚悟を以てすれば、愉しめるが・・・
ネット販売の自転車の大いなる問題であるよね。
販売方法や安全性の維持に限界があるので、売買成立後は購買者責任という、
何とも乱暴な手法である。
ネット販売の自転車の安全神話は購買側の勝手な思い込みであり
殆どの人はどこがどう駄目であるのかも見分けが付かないのだと思う。
言ってみりゃあ、海でフグらしきものを釣り上げ、それを何の知識も無い人間が
捌いて食っちゃう位危ない事だねぇ。

因みにその自転車について来た保証書でメーカーが判明したので、
その自転車についていくつか質問をしてみた所、金輪際この手の自転車を
企画製作する予定は無いと云う。

あの応対から察するに、販売後よほどご苦労をなさったのだろうと
容易に推察が出来た。

それらから総合的に鑑みても、以前BIANCHIでリリースしていた「ノビータ」の
出来の良さは特筆モノだったと云えよう。

 ま、見た目と、チョッとした移動にはすこぶる便利そうなので、
ジドウシャに積載しておくといった使い方が適しているのかもね。
サーキットのパドック移動用とか、都市部の駐車場からの移動とかね。

 また前置きが長引いたなぁ。
まぁいい。
やっと親の務めって話である。

・・・長いから以下次号()

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