…と、何とも堅っ苦しい名前の集まりに行って来たのだ。募集方法は公募。過日、千葉市のホームページに掲載されていたんで、応募してみたんだ。私も含め、ごくごく一般的な市民の方々で、割と高齢者の方も多く見受けられた。自転車の取り巻く環境ってのは、妙に難しい側面を抱えていてさ、単純に自転車を車道に戻したり、自転車レーンを作ったから走りなさいって云われて、「ハイそうですか」なんてぇ訳には行かないんだ。
現在、全国の市町村で、様々な形で取り沙汰され、また、どうにも間違った形で作られてしまう自転車レーン。行政側がどうしても持ちだしてしまう形の自転車のジドウシャからの分離と、歩行者からの分離。いや、どちらかと云うと「隔離」ってのに近い。先日も千葉市稲毛区付近の国道357号の大通りを走行中、歩道上に、忽然と現れる、歩道にペイントされた自転車レーンを発見。車道からの誘導の切れ込みは無く、歩道と車道の段差は付いたままのペイント。これは一体、元々自転車が歩道を走り続けているってのが大前提で、何の前触れも無く、歩道の色が変わっているに過ぎない場所があるんだ。
で、今回の趣旨としては、昨年度も行われた様に、継続事業として動いている事柄で、環境負荷の少ない自転車の走行場所が、千葉市内に於いても、かなり少ない状態になっていて、そもそもの自転車の立ち位置ってモノも、確固たる部分が無いって話であってね、では、私も含め、市民ボランティアが、師担当職員と同行し、自転車で実走してみよう、そして先ずは安全に走れる場所の、走行環境マップを作成しようという集まりなんだ。
此処で問題なのは、どうも行政側が動いているので、実動調査イコールインフラ整備ってのが繋がるのだと考える人が、存外多いって事が印象的であった。例えば高齢者の団体に係わっている方などは、自転車専用道路を、車道や歩道から完全に隔離して欲しいと云う要望を、切々と望んでいたし、電動アシスト自転車に乗る御年配の女性は、スポーツ自転車のスピードの危うさを指摘するし、自転車に乗る人の用途は様々で、例え自転車に乗っていても、全ての方が自転車に友好的な見方をしているとは、必ずしも言えないという事が、まさに現在の自転車環境を物語っていると思ったんだ。
確かに柵で囲うって行為は、一見安全に見えるのだろう。ご老人の方が車道を走行した際、駐車車両を避ける為、車道にはみ出さなければならないから危険であると云う。だから車両が入れない様に柵をして欲しいと。残念ながら、原因はそこでは無いよね。そもそも自転車走行レーンに駐車をする大馬鹿者が悪いんであって、その発想こそ、現在の自転車の走行箇所不明な状況を如実に表しているんだと思うね。仮に車道左側に自転車走行レーンがあって、そこを一方方向に自転車が多数走っているとしたら、自動車は安易に駐車を試みようとするだろうか?おそらく余程の厚顔無恥な輩以外、憚られる行為なのではないだろうか?
我々が目指すべき所ってのは、まさにそう云った環境に持ち込めるかって事なんである。・・・けどね、なかなかそうは問屋が卸さないってのもまた事実であってさ、簡単には行かないんだよ。でもね、少しだけ希望を見出せるなって感じた事が有るんだ。
現在、各自治体が挙って、自転車対策を推進していてさ、十数年前に某立川市の自転車対策のボランティアなんかをやった時にね、自転車対策課の人と面会した際、本当にこの部署に来て辛いと云っていて、早く移動をしたいんだと云っていた。その方は、一つは自転車に興味が無いどころか、自転車を嫌っていた。そして、年間三億円もの巨費を投じ、自転車が撤去されているって事実にうんざりしていたんだ。誰でもうんざりするだろうなぁ。そんな夢の無い話ばかりじゃあね。
でも、千葉市は違った。第一、自転車の対策として、安全走行マップ関連の事業を、継続事業として推進している事、そして、自転車対策課長の海宝氏を始め、角田氏・佐瀬氏も、スポーツタイプの自転車に乗っているという事が、これまでの自転車関連の人達との大きな違いだと思うんだ。先日、千葉市の若い市長が、競輪選手にピナレロのロードレーサーを寄贈され、その収支報告に自転車の金額を謝って記載した云々の記事が踊っていたんだが、新聞では高額な自転車がどうのって、相変わらず批判的な記事であったんだが、その若い市長に、願わくばその自転車を活用し、乗って欲しいと切に願う。ピナレロの自転車は、乗ってナンボである。千葉から元氣を!なんて知事も言ってんだから、知事も市長も自転車に乗って、ツールド千葉にでも出るとイイ。サポートならいくらでもしますから。
ああ、話が逸れた。自転車対策課の方々が実際に自転車に乗っているって云う事実。って事はだよ、ご自身も自転車に乗って、自転車の理不尽を感じ、スポーツ車と一般車の性能差や格差を感じ、日本の自転車事情の出鱈目さにも気付いているって事になるんだ。でも、万人にスポーツ自転車をって考え方は乱暴過ぎるし、自転車自体の性能差や、個人の能力差ってのを無視して、一律の自転車ルールにする訳には行かないって事も、我々以上に感じている筈である。
余談だが、過日義父が自転車に乗車中、歩道の車止め用のステンレスの棒に気付かず、激突し、顔面を十数針も縫う大けがをした。そもそも歩道にジドウシャが乗り入れられない様にする為の棒、そんなモノが、一歩間違えると、大いなる凶器たり得るってのも、一方の事実だ。
今後、第一回調査日、平成23年9月24日の幕張地区を皮切りに、10月8日、若葉地区、11月5日、大宮・星久喜地区と調査予定。うぉ!?10月8日~10日、ツールド千葉ぢゃん!うひょー、どうしようかねぇ。
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