(2011年7月11日 産経新聞より抜粋)
警察庁は21日、自転車専用道や歩道上に明示された自転車通行帯で自転車の一方通行規制をできるようにするため、「自転車一方通行」の標識を新設する標識標示令改正案をまとめた。自転車の対面事故防止や幅員が確保できない道路での自転車専用道などの整備促進が目的。22日~8月20日に一般から意見を募集した上で、年内にも施行する方針。
警察庁によると、平成22年の自転車関連事故は15万1626件で全事故の20.9%を占める。一方、自転車道の整備前と整備後では事故が26%減少、歩道上に自転車通行帯を明示した場合でも14%減るなど、事故抑止効果が表れている。
ただ、対面通行の自転車専用道と歩道上の自転車通行帯とも、道路の幅員が確保できず整備できないケースが少なくなかった。一方通行導入後、逆走すれば道交法違反になり、3月以下の懲役か5万円以下の罰金になるという。
過日、そんな話題の新聞記事が紙面に躍った。一見すると、一体ナンノコッチャって話だろうが、これが結構シュールな話だったりする。
2011年3月11日、あの日以来、自転車で通勤する人が激増した。単純に自転車をママチャリからスポーツ自転車に乗り換えただけの人だらけだから、走り方がまんまママチャリ感覚なんだ。スピードが出るから、危ない。無灯火、逆走、信号無視。頓珍漢な走りをする暴走族と何ら変わらないんだ。しかもその自転車を運転している人々は、悪びれもせず、いや、むしろ自転車の規則ってのをそもそも知らずに乗っているだけなのだ。
ウチの店にも、自転車同士の衝突事故で、自転車が持ち込まれるのが多くなった。正面から、横から、四方八方から相手が来るってザマの今の現状では、事故が無いって方がどうかしてるんだよ。で、道路交通安全ってのを管轄すべき警察庁が、とうとう動き始めたって話が、冒頭の新聞記事なんであるね。
自転車の規則とかルールってのは、曖昧だったり、出鱈目だったりってのが横行しているのが、実は現状であってね、歩道が走行する事が出来る、云わば危機回避的措置であった筈のルールが野ざらしにされ、挙句、日本の自転車文化を破綻させたと云っても過言では無い、婦人車の台頭。日本の世の中には、ママチャリしか無くなり、スポーツ車はほんの一部のマニアックな人のモノで、そんなスポーツ車が流行ると、ナンチャッテスポーツ車を企画して、乱売する阿呆な業者や商社。せめて安全基準ぐらいは、設定して欲しいモンであるぞ。
自転車の販売にあたってね、まだ日本製だったママチャリは、JIS(日本工業規格)マークが刻印されていて、品質が保たれていたんだが、日本の法律の隙間でね、海外に於いて生産された自転車は、その国の安全基準が満たされていれば、日本国内で販売する事が可能なんだと云う。ママチャリは、今や100%が中国製と云ってもイイ位、中国製だ。この意味がお解かりだろうか?当然、各自転車メーカーは、独自の安全基準を設け、自転車を生産している。が、中にはその間抜けなルールを逆手にとって、粗悪な自転車を日々インターネット販売なんかで売り捌いている悪徳業者も数多い。
ま、これらの話題にはね、幾度となく触れて来たんでね、その辺りは今後の課題って事で先送りという形で放置しておくんだがね、そういった粗悪な自転車ってよりもむしろ、日本人の、自転車に対する悪しきイメージや、歪んだ感覚をね、少しずつ変えて行く事が必要なんだと思うね。
そこで冒頭の自転車の一歩通行。一見、皆が守っている様で、これこそが守られていない最大の悪行であるんだね。逆走しながら無灯火、携帯操作なんてザラなんだよ。オートバイが走って来ても、オートバイが避けてくれると思ってるんだね。こう云ったルールの周知徹底、指導の徹底ってのが大切で、免許制度の無い現状に於いて、教育を施すとなれば、これは街頭指導と取り締まりって事になるんだろうねぇ。
本当に自転車のルールが出鱈目だ。信号は決して守らないって決まりがあるかのような、年齢性別問わずの行為も凄いよね。ジドウシャにとっては大迷惑だと思う。関西では歩行者の信号無視が有名だが、関東ではそんな歩行者よりも、自転車の信号無視が多いと思うぞ。
行政も、自転車の走行区分で、左右は出鱈目で、歩道も車道も使ってペンキ塗って、相互通行の歩行者や駐車車両だらけの自転車道を作っても、全く意味を成さないってのを感じて来たのだろうね。やっとって感じだがね。
車道の左端を一方方向に走るって常識。自転車には、特に大事だ。
当たり前の常識を、また一つ取り戻すルール。自転車には、まだまだ問題は山積である。
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