2012年6月6日水曜日

懐古趣味とか、そう云ったモノでは無く・・・。



今回は少し興奮気味だが、どこか懐かしい、そんな味の話である。今回はね。シンプルだ。

いつの間にか、昭和のオヤヂ的な立ち位置にいる我々昭和30年代後半生まれなんであるがね、そんな事ぁ、若い君らにもいずれやって来る事なので、どうでもイイっちゃあイイやね。僕らが若い頃の話ったってね、そんなにエラそうに云えるモンでも無かろうが、日本の明日が楽しみで、まだモノもあまり無くって、でも、戦中人のオヤジや爺さんの世代からすると、お前らは何でもモノがある時代で幸せだ。なんて事を云われてさ。そりゃあそうだよね。みんなオヤジの世代がシャカリキに踏ん張って日本を支えていたのだもの。

そんな幼少時代、ラーメンって食いモンが確かにあった。地域によって様々なんだと思うんだけれど、関東地方で云うとさ、普通のラーメンって云う、煮干しで出汁を取ったシンプルな醤油味。屋台の醤油ラーメンって云えば想像が付くか?しょうゆ味ってひらがな表記の方がしっくり来るんだと思うよね。あるいはラーメンと共に良く表記されていた、「支那そば」ってヤツである。

まだ子供の頃はさ、今みたいに何だかコテコテの動物系ギットギト背油の、脂汗流して食べるラーメンなんて無かった。家系だの九州系だのね。ご当地ラーメンなんて何の話ってぇ訳でして、関東地方でその頃から勢力的に店舗が増えたシリーズはさ、札幌ラーメンシリーズなんだろうなぁ。何しろ、メニューが驚くほど豊富で、一体全体、何を食ってイイんだかがさっぱり解らない程である。

ま、そんなラーメンの黎明期ってかね、今や日本の国民食とまで言われるラーメンが林立する中、そんな遥か昔を彷彿とさせるラーメン屋を発見したんだよ。僕らが幼少の頃食っていたラーメン1杯の記憶が、250円が相場だった頃。本当にシンプルなんだけど、結構どこにでもあった中華料理って書いてあるラーメン店。おそらく、藤子不二雄の書く、ラーメン大好き小池さんが食うラーメン。所謂シンプルで、あっさりチヂレ麺が絶妙の、絶滅危惧種指定のラーメンである。

此処最近、本当に美味しいラーメン店は増えたんだろう。いつもお世話になっている立ち飲み屋の「樹」のラーメンなんか、店主のケイちゃんのこだわりで、ビックリ仰天に旨いラーメンを金曜日の夜22時以降限定でつくる。絶品だ。千葉中央にある壺中(こちゅう)というラーメン屋さんも相当に旨い。それに栄町の並木商事さんね。これが旨い。なんてのが最近のラーメンのお気に入りである。

私は夏が好きである。ビーチへ繰り出す。ビーチクでは無い。ビーチだ。で、何が好きってぇと、もう断然海の家なんだ。海の家のラーメン。決して最高に美味しい訳でも無かろうに、どこか最高に美味しいんだよ。なんて経験、みんなしてるでしょ?あの普遍的シンプルなラーメンって、おそらくラーメンの原点なんだと思っている。で、あのアツい太陽と砂浜、弾ける様な青春ヒストリーなんかが絡み合って、調味料が完成されているから、最高に美味しいんだよね。青春の汗と涙が、隠し味的なね。我々の子供の頃は、その頃の日本の屋台骨を支えていた漢達の汗と涙とやせ我慢の隠し味が利いた、そんならーめんだったんだと思うんだ。

さて、前振りはこの位にしておくとして、件のラーメン「B級グル麺」というお店である。何ともショッパイネーミングにどこかオヤジギャグ的な昭和臭さを感じていて、だが、本当に入りにくい雰囲気を満点に醸し出している、そんなお店で、あれが出来て直ぐに気付いていたんだけれど、何となく入れないでいた。どの位入り難いかって表現すると、入口にボーイが立っていて、着てる服をチェックされちゃう、ドレスコードがあった時代のディスコ位と云えば解り易いだろう。いや、凄く解りにくいだろうな。・・・まぁいい。
何しろ看板は手書き、暖簾はラーメン屋なのに赤では無く蒼色がトンじゃった様な、どこか手染め風の暖簾、しかも「B級グル麺」なんて、何のシャレだか解らないネーミングだから、「あっと驚くタメゴロー」っぽくって、何者なんだか、何屋なのかが皆目見当が付き難い。最近、巷で流行っているB級グルメ、ご当地グルメのはしりでね、あっちこっちでもてはやされている例の、アレであるが、焼きそばとかでも無い。ラーメンの麺ではあるが、あまりにもベタである。とても奇をてらって付けたネーミングでは無かろう。おそらく看板を書く段になり、店名をどうすっか?なんて話にしていた所、ニュースでB級グルメの特集でもやっていたのだろう、それを見て、お?これでイイか?、みたいな感じで付けちゃったんだと思われる、あまりにもな「B級グル麺」である。

名前がこんなんだから、さぞや創作系の麺類が飛び出て来ると思うじゃありませんか、普通は。例えばね、「麺にバジルとアンチョビを練り込み、きのことクリームソースとトマトを鳥のガラで煮込んだスープの小悪魔風」で~っす。とかね。そんなんを想像したってぇ訳。つい先日も、串焼きとかモツ焼きとかって看板に誘われて入った筈なのに、焼き台の無いカウンターの中におばちゃんが鎮座している飲み屋に入って驚いたばかりだから、そんな事があっても不思議ではないと思ったのだよ。

メニューは基本、ラーメンだ。実は千葉の呑みの師匠、TRさんに、この店は先を越されていたんだ。流石である。これはもう行かなければいけないってんで、慌てて行ったさ。メニューが壁に手書きで貼ってある。

「昔ラーメン」  350円


ええ~~~~っっっっ???さ、さんびゃくごじゅうえん?

「生中」 390円


なま中より安いの!?この時代350円?俺達の幼少の頃250円だったラーメンが?現代日本国に於いて
350円でありますか!

昼時にも関わらず、そんな店構えなモンだから、私の他に客はおらず、でも、どうしても昔ラーメンが食べたい。すかさず、「大盛りって出来ますか?」100円増しだそうだ。それでも450円。すまん。すまんぞコレでは。写真も撮らせて貰った。そんな時ハタと気付いた。

「嗚呼、2杯だ!2杯食うのが正しい!」それがその店に対する敬意だと勝手に感じたのである。でも後の祭りでね、しずしずと大盛り昔ラーメン450円が、運ばれて来たのである。

ひと口食べて懐かしさ、久々のシンプルを感じた。色々な想い出や懐古的幻想に耽りながら完食したんだが、満足度もひとしおで、とてもおいしいと感じた次第である。おそらく、味は絶妙に普通なのだ。

それをどう感じるかは、貴方が歩いて来て、刻んで来た年輪の汗と涙がスパイスになるからね、それぞれなんだと思うぞ。私は一発でこの店の大ファンになった。TRさんとこの店の保存会を設立致します。ミクシィにもコミュでも作っとくか。

ラーメンだけじゃぁなぁ、と思い、煮込み下さいって云ったら、開店してすぐなのに

「煮込みは今切らしちゃって・・・」ゴメンおばさん。夕方来るよ。

おそらくビール呑んで煮込みとラーメンに載せるチャーシューとメンマを無理やりつまみで貰って、〆に昔ラーメンを啜って帰る、それが正解なんだと思うぞ。

ありがとう。B級グル麺。


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http://www.melma.com/backnumber_186028/

懐古趣味とか、そういったモノでは無く・・・。

今回は少し興奮気味だが、どこか懐かしい、そんな味の話である。今回はね。シンプルだ。

いつの間にか、昭和のオヤヂ的な立ち位置にいる我々昭和30年代後半生まれなんであるがね、そんな事ぁ、若い君らにもいずれやって来る事なので、どうでもイイっちゃあイイやね。僕らが若い頃の話ったってね、そんなにエラそうに云えるモンでも無かろうが、日本の明日が楽しみで、まだモノもあまり無くって、でも、戦中人のオヤジや爺さんの世代からすると、お前らは何でもモノがある時代で幸せだ。なんて事を云われてさ。そりゃあそうだよね。みんなオヤジの世代がシャカリキに踏ん張って日本を支えていたのだもの。

そんな幼少時代、ラーメンって食いモンが確かにあった。地域によって様々なんだと思うんだけれど、関東地方で云うとさ、普通のラーメンって云う、煮干しで出汁を取ったシンプルな醤油味。屋台の醤油ラーメンって云えば想像が付くか?しょうゆ味ってひらがな表記の方がしっくり来るんだと思うよね。あるいはラーメンと共に良く表記されていた、「支那そば」ってヤツである。

まだ子供の頃はさ、今みたいに何だかコテコテの動物系ギットギト背油の、脂汗流して食べるラーメンなんて無かった。家系だの九州系だのね。ご当地ラーメンなんて何の話ってぇ訳でして、関東地方でその頃から勢力的に店舗が増えたシリーズはさ、札幌ラーメンシリーズなんだろうなぁ。何しろ、メニューが驚くほど豊富で、一体全体、何を食ってイイんだかがさっぱり解らない程である。

ま、そんなラーメンの黎明期ってかね、今や日本の国民食とまで言われるラーメンが林立する中、そんな遥か昔を彷彿とさせるラーメン屋を発見したんだよ。僕らが幼少の頃食っていたラーメン1杯の記憶が、250円が相場だった頃。本当にシンプルなんだけど、結構どこにでもあった中華料理って書いてあるラーメン店。おそらく、藤子不二雄の書く、ラーメン大好き小池さんが食うラーメン。所謂シンプルで、あっさりチヂレ麺が絶妙の、絶滅危惧種指定のラーメンである。

此処最近、本当に美味しいラーメン店は増えたんだろう。いつもお世話になっている立ち飲み屋の「樹」のラーメンなんか、店主のケイちゃんのこだわりで、ビックリ仰天に旨いラーメンを金曜日の夜22時以降限定でつくる。絶品だ。千葉中央にある壺中(こちゅう)というラーメン屋さんも相当に旨い。それに栄町の並木商事さんね。これが旨い。なんてのが最近のラーメンのお気に入りである。

私は夏が好きである。ビーチへ繰り出す。ビーチクでは無い。ビーチだ。で、何が好きってぇと、もう断然海の家なんだ。海の家のラーメン。決して最高に美味しい訳でも無かろうに、どこか最高に美味しいんだよ。なんて経験、みんなしてるでしょ?あの普遍的シンプルなラーメンって、おそらくラーメンの原点なんだと思っている。で、あのアツい太陽と砂浜、弾ける様な青春ヒストリーなんかが絡み合って、調味料が完成されているから、最高に美味しいんだよね。青春の汗と涙が、隠し味的なね。我々の子供の頃は、その頃の日本の屋台骨を支えていた漢達の汗と涙とやせ我慢の隠し味が利いた、そんならーめんだったんだと思うんだ。

さて、前振りはこの位にしておくとして、件のラーメン「B級グル麺」というお店である。何ともショッパイネーミングにどこかオヤジギャグ的な昭和臭さを感じていて、だが、本当に入りにくい雰囲気を満点に醸し出している、そんなお店で、あれが出来て直ぐに気付いていたんだけれど、何となく入れないでいた。どの位入り難いかって表現すると、入口にボーイが立っていて、着てる服をチェックされちゃう、ドレスコードがあった時代のディスコ位と云えば解り易いだろう。いや、凄く解りにくいだろうな。・・・まぁいい。
何しろ看板は手書き、暖簾はラーメン屋なのに赤では無く蒼色がトンじゃった様な、どこか手染め風の暖簾、しかも「B級グル麺」なんて、何のシャレだか解らないネーミングだから、「あっと驚くタメゴロー」っぽくって、何者なんだか、何屋なのかが皆目見当が付き難い。最近、巷で流行っているB級グルメ、ご当地グルメのはしりでね、あっちこっちでもてはやされている例の、アレであるが、焼きそばとかでも無い。ラーメンの麺ではあるが、あまりにもベタである。とても奇をてらって付けたネーミングでは無かろう。おそらく看板を書く段になり、店名をどうすっか?なんて話にしていた所、ニュースでB級グルメの特集でもやっていたのだろう、それを見て、お?これでイイか?、みたいな感じで付けちゃったんだと思われる、あまりにもな「B級グル麺」である。

名前がこんなんだから、さぞや創作系の麺類が飛び出て来ると思うじゃありませんか、普通は。例えばね、「麺にバジルとアンチョビを練り込み、きのことクリームソースとトマトを鳥のガラで煮込んだスープの小悪魔風」で~っす。とかね。そんなんを想像したってぇ訳。つい先日も、串焼きとかモツ焼きとかって看板に誘われて入った筈なのに、焼き台の無いカウンターの中におばちゃんが鎮座している飲み屋に入って驚いたばかりだから、そんな事があっても不思議ではないと思ったのだよ。

メニューは基本、ラーメンだ。実は千葉の呑みの師匠、TRさんに、この店は先を越されていたんだ。流石である。これはもう行かなければいけないってんで、慌てて行ったさ。メニューが壁に手書きで貼ってある。

「昔ラーメン」  350円


ええ~~~~っっっっ???さ、さんびゃくごじゅうえん?

「生中」 390円


なま中より安いの!?この時代350円?俺達の幼少の頃250円だったラーメンが?現代日本国に於いて
350円でありますか!

昼時にも関わらず、そんな店構えなモンだから、私の他に客はおらず、でも、どうしても昔ラーメンが食べたい。すかさず、「大盛りって出来ますか?」100円増しだそうだ。それでも450円。すまん。すまんぞコレでは。写真も撮らせて貰った。そんな時ハタと気付いた。

「嗚呼、2杯だ!2杯食うのが正しい!」それがその店に対する敬意だと勝手に感じたのである。でも後の祭りでね、しずしずと大盛り昔ラーメン450円が、運ばれて来たのである。

ひと口食べて懐かしさ、久々のシンプルを感じた。色々な想い出や懐古的幻想に耽りながら完食したんだが、満足度もひとしおで、とてもおいしいと感じた次第である。おそらく、味は絶妙に普通なのだ。

それをどう感じるかは、貴方が歩いて来て、刻んで来た年輪の汗と涙がスパイスになるからね、それぞれなんだと思うぞ。私は一発でこの店の大ファンになった。TRさんとこの店の保存会を設立致します。ミクシィにもコミュでも作っとくか。

ラーメンだけじゃぁなぁ、と思い、煮込み下さいって云ったら、開店してすぐなのに

「煮込みは今切らしちゃって・・・」ゴメンおばさん。夕方来るよ。

おそらくビール呑んで煮込みとラーメンに載せるチャーシューとメンマを無理やりつまみで貰って、〆に昔ラーメンを啜って帰る、それが正解なんだと思うぞ。

ありがとう。B級グル麺。


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2012年5月8日火曜日

アゴヒゲ店主と、妖艶タトゥーとターコイズ



 毎年恒例のドタバタ劇、幕張メッセどきどきフリーマーケットのブース出展も、御蔭様で無事に終わり、ホッと安堵の暇も無く、通常業務を粛々と邁進している今日この頃のワタクシでありますが、皆様は如何お過ごしでしょうか?ま、そんな事もどうでも良くてね、今回の話題の主役はワタクシの友人である、「片ヤン」(仮名)の話である。

片ヤン(仮名)は、ウチの常連のお客さんでね、知る人ぞ知る、自転車マニアでガンダムマニアで、何だかのすごいマニアである。自転車マニアだが、あまり自転車には乗らないのが大きな特徴である。でも、とても沢山の自転車を所有している事でも知られている。一人暮らしをしているオッサンだが、大量の自転車と同居している、珍種である。業界的にはそんな人ばかりなんですがね。

そんな片ヤン、イベントが大好き。ウチが開催するイベントには殆ど協力してくれるのだ。とても助かっちゃうのだが、今回のフリマにも3日間とも顔を出してくれていたのだ。スタッフは日替わりで交代勤務をするので、言わば3日間通しで通う片ヤンは、我々出店者側の貴重な情報ソースともなっており、貴重な存在なんである。

巨大なフリーマーケットであるから、多種多様なジャンルのモノが販売されているんだ。ジドウシャから自転車、絵画や書、その他諸々てんこ盛りな訳だ。そんな片ヤン、普段は何かに頓着するそぶりも無く、クールにイベントに参加していたりするのであるが、彼も悪い癖を持っており、一旦興味を持ってしまうと、極端にそっちへ話を持って行かれてしまう。普通の人が見ていたら、格好の「カモ」扱いなんだろうが…彼の場合はチョッと違うってのが面白かった。今回はそんなお話である。

さて、その片ヤンが一体、何に興味を持った(持たされた?)かって話である。それはね、「財布」である。有り体に云うと、「ウォレット」。ウォシュレットでは無い。世の中の男子は大体興味があったりするタイプのね、ハンドメイドのコンチョ付きウォレットタイプの、ごっつい感じの、アレだ。よくハーレーとかに乗っている人達がジャラジャラと持っている感じのね。彼曰く、当初は財布を物色しようとも何とも思っていなかったという。彼は初日店番をしていた私の所に来て、上気し顔を紅潮させ鼻を膨らませてそのウォレットを自慢げに見せびらかしに来たのだ。・・・子供かね?君は。

彼の手に有ったのは・・・ワニだ。ワニの皮膚。何じゃこりゃあ!って位、ワニ。鰐だよ。もワニ。熱川のバナナワニ園のワニよりも上質な感じのワニだ。そんなワニの皮膚で作ったウォレット。単純にすげぇ!って思った。
「なんだお前、そりゃあ」

「ワニです。ワハハ」

「ワハハじゃ無ぇ。幾らすんの?それ?」

「定価は78,000円位だそうです。」

「アフォか?で?幾らで買った?」

「え~ッと、フリマ価格が、32,000円でぇ、それを・・・」

「それを?」

22,000円って云われてぇ、」

「アフォか?で?」

「それをさらにご祝儀価格でぇ…」

「おぉ?」

18,000え~~~ん。」

マッタク、どっかの通販番組の社長じゃあ有るまいし、何を興奮気味に語っているのやら・・・。そんな子供染みた片ヤンなんである。でも、18,000円は正直安いと思った。ワニのワニ度が非常に良いと感じたからだ。

とまぁ、此処までは良くある話であるが、此処から先が在る所が、片ヤンの片ヤンたる所以である。このウォレット型の財布、ゴツくてデカイのが特徴だが、何かが足りない。彼もそれに気付いていた。それは二日目に成就される事となる。二日目はその財布とは全く別の店で、店主がどう見たって怪しい感じのタイ人って感じのメキシコ人である。そんな日本語片言な感じの親父に、少し妖艶な感じの日本人の奥さん。腕にタトゥが素敵に妖艶さを増幅している、そんな感じの素敵なお姉さんだ。

そこでもウォレットが売っているんだが・・・こっちは・・・多分海外ではウケるのかも知れないって感じの財布が沢山。まぁその内容は実際に行って見た方の判断や好みにお任せしておく事として、その店の展示品の半分は、現在希少となって来た、ターコイズを中心とした飾りモノである。そんなターコイズに何故か心を動かされている片ヤン。一体何がしたいのだ、片ヤン。

この妖艶なお姉さまのお店は、どう見てもタイ人にしか見えない、自称メキシカンと云う、如何にも怪しげな旦那が、貴金属やウォレットなんかの職人も兼ねていて、ウォレットの革ヒモなんかもその場で作ってくれたりするんだ。そんなお店をひやかしまくっているオヤジ臭・・・いやいやオヤジ衆である。そこで片ヤン自慢のワニのウォレットに穴開け加工と紐を施して貰い、悦に入る片ヤン。二日目で一応の完成を見た感じの様相を呈したワニである。二日目も通常店舗にて店番のワタクシに自慢しに来た。

「おう、今度は何だ?紐付けたんか」

「見てくださいよ、此処を加工して貰って、リベットは銀を使って貰って、紐その場で加工して貰って・・・」

「・・・幾ら?」

「此処に穴開けてぇ、純銀枠付けて貰ってぇ、紐付けてぇ・・・」

「・・・2,000え~~~~ん。」

だから、トーカ堂の北社長かっての、君は。

さて、いよいよ片ヤン御自慢の財布ってのも、完成形に成ったと思いきや、さに非ず。恐るべしはフリマの神通力とでも言うべきか、あまり興味の無いモノも、今後出会えるかどうかが解らないと言った、一点モノの、有る限り、とか、限定とかって話になってしまうんで、ある意味「買ったモン勝ち」的な要素と、何だか闇市的な面白さを含んでいるんだよね。会社のディーラーも出店してはいるが、普段煌びやかなショールームに展示してある外車を、光の少ない倉庫的なメッセへ持って来ても、バッタモンに見えかねないリスクと、翌日ショールームに行けば、ジドウシャが購入出来るし、大体、ジドウシャ、特に新型の外車なんぞは衝動買いなんかするシロモノでは無いんであるよ。

このあたりが、チョッと良さげなハンドメイドのウォレット、なんてぇシロモンは、まさにうってつけ、おあつらえ向けと云えよう。しかもその場でカスタム可能。おお?来年は自転車のカスタム屋なんかやるかな?安価なピストや、一般自転車とかのチェーンやグリップ、ペダルやカゴを好きなモノをチョイスして付ける、とかね。そんなショップやりたいなぁ。いやいや、話が逸れた。ウォレットの話しである。

正直、ソッチ系の雑誌なんかを見ても、驚くべき価格でハンドメイドウォレットが売っている。当然、ウォシュレット施工費なんかより遥かに高額である。二日目の片ヤンの動向は比較的沈静化していた様に見えたのだが、彼の瞳孔はもう一つの或るモノにロックオンされていたのである。それが何なのか?そのアンサーは、私がフリマの店番をする最終日に明らかとなったのである。

さて、私が当日片ヤンがウォレットを購入したであろう(早い時間であったので未だ彼は現地に来ていなかった)数件の店を一応チェックして見た。最終日だからか、彼が持っている、迫力が有るが、割と上品な感じの物品はなかなか無いんである。一応に凝った作りのワニ革や、定番の蛇革等々、所狭しと羅列陳列されているんである。こんなモン買ったら女房にどやされるわ、なんて苦笑しながら、それでも少し、片ヤンの買ったウォレットの完成度は高いんでは無いかと薄々感じ始めていたワタクシなんであるよ。

昼過ぎ、常連さんや鶴さん、ムロイちゃん、タワッチ達も続々来場し、彼等は並んでソレ系の店舗を巡回しているのだが、まるで繁華街の夜廻り、定時廻りをしている、ソッチ系の集団のそれに似ている。皆オッサンで体躯が良く、ギラついているからね。わはは。もう各店舗でも顔で、片ヤンなんぞ、最終日にはウォレットを購入した先の、アゴヒゲをたくわえた店主にハグまでされていたのだから、その歓迎っぷりが解ろうと云うモノである。その店で片ヤンとムロイちゃんは、しきりにターコイズの付いた、ズボンベルトのバックルを食い入るように見ていたんだ。ムロイちゃんがガン見していたのは、77,000円のプライスが下げられた、純銀にデッカイターコイズが付いたバックルだ。

何で突然ターコイズなんて言い出したんだろう?片ヤン曰く、世界中で、特に産地のアメリカや南米でターコイズが採れなくなっているんだってぇ事を、ワタクシに向かってアツく力説しているんだ。…一体全体、誰から吹き込まれているんだか知らんが、感化されるにも程が有るぞ、片ヤン。

散々アゴヒゲ店をひやかした挙句、今度は例の革ひもを作って貰った妖艶な美女と怪しげなタイ人風のメキシコ人の店へ。タイ人風メキシコ人店主のいでたちをひと目見て、「うゎ、こいつだ!」と、片ヤンの感化された先をワタクシは瞬時に悟ったのである。片手に缶ビールを持って、首には馬鹿馬鹿しい程の大きさの、でも適当に作っちゃいましたってぇ感じのする、ターコイズの首飾りをしていたのである。おおよそ片ヤンは、こいつにやられちゃっているんだ。

どうやら片ヤン、財布に止めてあるコンチョを、ターコイズ付きのモノにしたいらしく、妖艶タトゥーに、しきりに聞いているんだよね。例の、どう見ても海外ならウケるタイプの財布には、ターコイズ付きのそれが付いているんだからね、片ヤンとしては諦めきれなかったのだろう。だが、妖艶タトゥーには、ケンもホロロに首を横に振られるばかりであったのだ。

「此処にターコイズが付けば、オレの欲求は全て満たされるんですよ!」

片ヤンはそう言って、タイ人風メキシカンターコイズに食い下がった。ターコイズは酔いも回って来たのか、片ヤンに根負けしたのか、たどたどしい日本語で、

「アルヨ~、コンチョォ~。」

と、「コンチョォ、ナイアル。」みたいな、訳の解らない中国人みたいな言い回しで、コンチョを取り出した。きっとあまり売りたくなかった感じの古びて薄汚れ、年季の入った外国製のビニール袋から、(片ヤンにとって)お宝が、出て来たのだ。最後に出て来たのはいぶし銀になった感じのコンチョ台座に、乱暴だが、本当に天然石ってぇ、何ともイイ感じの石の付いた、多分ターコイズ店主にとっては秘蔵っ子であろう逸品を出してきた。ターコイズの持つジョーカー、若しくはエースカードであろう。最後の逸品に、片ヤンもロックオン状態である。ワタクシも傍から眺めていて、アレはイイな、でも、値段も結構だろうなぁ、なんて思っていた。聞くとターコイズが若かりし頃作成した逸品であると云う。なかなか値段を言わず、ビールを片手に天を仰いだりしている。片ヤンは、「コレ、イクラ?ハウマッチ?」とか言っている。ターコイズ、溜めに溜めた挙句、

「ン~~~、ゴセンエン。」

えぇ~~~~~!全員が驚愕の安さに絶叫する中、片ヤン即答で

「買う!買う!買う!ソレ、付けてオトーサン!」

妖艶タトゥーは「あら、出して呉れたの?良かったねぇ。」

なんて云っている。

こうして片ヤンは、全く買うつもりの無かったウォレットを購入し、即カスタムし、何の興味も無かった筈のターコイズまで購入する羽目になりましたとさ。でも、彼の買い物は痛快で面白く、影響力がとても強いのだ。人が馬鹿馬鹿しいってぇ事を、時には思い切ってやる、そんな片ヤンに感化されてかどうかは解らないけれど、鶴さんは片ヤンと同じ店で購入したとは思えない、大人しくシブい黒の二つ折りウォレットと、ターコイズオヤジの店で革ひもをワンオフで作成して貰っていて、留め金は三層メッキが施され、これまた秀逸なモノなんだが、これがさりげなくパンツのポケットに収まっていた。ムロイちゃんはターコイズでバックルを買い、俺様はターコイズで、ニシキヘビの骨のキーホルダーを買った。

ワタクシも実はウォレットを購入した。皆さんが多分存在すら気付かなかったであろう、店舗も持たない、若いが職人気質なお店で、派手な動物革のモノの隅に、コンチョすら付いていなかった、でも明らかに上質な牛革で出来た、大人しいウォレットを購入した。非常に満足している。

フリマ打上げの際、今回の片ヤン買い物の顛末を、文章にして呉れ、なんて言っていたから、面白がって書いてみたが、なるほど面白かった。片ヤン、原稿料はターコイズのコンチョをはめ込んだ為に、外された50セントのコンチョでイイよ(笑)。


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2012年4月4日水曜日

人間はスベカラク、道具を使って進化して来た。




今や世の中に数多ある「道具」。用途も様々でモノがあるのが当たり前の世の中で、そのモノ自体に感謝すらしない時代である。



そんな現代であるが、道具を多用して仕事をしている私にとってね、すこぶる嫌いな道具の数々がある。それは、モノの頭に「使い捨て」と付けられている、残念な道具達である。但し、衛生的に回避し難い医療用具や食品関連商品は除くがね。



いの一番に嫌いなモノの代表は、雨が降ると商店の軒先に陳列されるゴミの代表である、「ビニール傘」。先般吹き荒れた4月の爆弾低気圧や、台風の様に気象条件が悪い中、傘を差すって行為も日本人の愚行の一つであるが、そんなゴミを一瞬で突風に破壊され、あろう事かそれを道端に放置して行く無神経さは一体、どうすれば育まれてしまうのだろう?誰かが片付けてくれる?大風の時に愚かしいビニール傘を買って、一瞬のうちに忽ち破壊され、そのゴミを放置し、そのゴミはまた突風で四方八方へ飛んで行く。それがどれだけの人を危険に晒しているのかと想像すら出来ない低俗な人間であると認識せざるを得ない。煙草のポイ捨てをするヤツより低俗で悪質である。



何故、地震などとは違い、気象条件は予め予測されてりるのに、である。傘を持って出掛ける、若しくはもう大風が吹いているのにビニール傘を買うのか?愚の骨頂である。ビニール傘で無い傘を家から持って行くだけならばまだイイ。使わずに持って帰ってくれば良いのだ。地震があってあれだけ備えがどうしたって言っている割にはね、相変わらず愚行を繰り返す多くの人々。



悪い事は言わない。そんな日に出掛けなければならないのならば、合羽を着る覚悟を持って出掛けて欲しい。使い捨ては駄目だ。テンで使い物にならないビニール傘の代わりに、ビジネス用のスーツを持ち歩く方が余程賢明であろうよ。



あなた方が捨てて行った傘が、歩行者に、ジドウシャに、そして自転車に向かってすっ飛んで来る恐怖だ。傘を投げ捨てて行く下衆なお前らには想像もつかないのだろうが、願わくばそんな捨てられてあっちこっちに舞い上がっては飛ばされる傘が、私は傘を捨てた奴に直撃する事を願って止まない。想像もつかないのなら、身を以て知るべきである。密必の故意である。大袈裟に云えば殺人未遂だぜ。壊れた傘を、せめて、せめて持ち帰れ。自分の家で処理しろ。





文明が進化して、便利な世の中になった。東日本の大震災で、日本人は多くのモノを失い、そして気付いた何かがあった筈だ。使い捨ての時代は終焉を迎えるべきである。割り箸もそう。洗って使えるモノにしたらイイと思うし、衛生面でどうこう云う御仁は、手前で箸を持って行きなさい。



使い捨てカメラってのが一時期流行した。これは手軽に写真を収められるからってんで、まだ携帯が普及する前には観光地を始め、世界中で販売台数を伸ばした。これは使い捨てカメラって揶揄されているが、実はこれを作っていたメーカーも、実はカメラでは無く、レンズ付きフィルムであると云って憚らなかった。なるほど、云い得て妙だ。そのレンズ付きフィルムは、使われても捨てられはしない。キチンと現像をされ、写真とネガは持ち主に返され、外側はメーカーに回収され、再利用された。ある意味、利便性の具現化の象徴とも云える。



だいたい、ビニール傘を使って、暫く放置しておくと、張り付いてしまって使えなくなる。持って帰っても次に使えぬモノなど、無駄以外の何物でも無い。道具を使う生業の人間は、その道具の感覚ってモノが非常に大切なんだよね。私はそう。道具は使うと減るんだ。確実に。そして手に馴染むのね。例え同じメーカーで同じ機材でも、他人が使った道具は、どうもしっくり来ない。だから道具が人に使われるのが嫌い。例えて言うとさ自分の使用している歯ブラシを人に使われるのって、どう?考えもしないだろ?衛生面だけの問題なのかな?違うでしょ?箸だって茶碗だってコップだって、自分のモノを使っていない?グラスはせめて家族で使い回しはあるだろうけれどね。



先日、購入した新たな工具達、コレが思いの他使い勝手が良く、一人ほくそ笑んでいるんだ。当然、使うイメージをして購入するんだが、それが期待以上だと、大変喜ばしいモンなのだ。



世の中に溢れている「使い捨て」の道具。道具に愛着が持てない道具は、道具では無い。多分あなたもお持ちであろう自転車も、、願わくば「使い捨て」となっていない事を切に望むのである。



モノに愛情を注ぐ。愛着ってのはきっと、そう云うモンなのだと思う。





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2012年2月16日木曜日

久しぶりになっちゃったんで、自転車の事でも書こうかね。


私は自転車屋さんなので、自転車を販売したり、修理をしたりしている。

いつの間にか、自転車は多種多様に進化し、よりユーザーのニーズに応えるべく、日々進化を遂げているのだ。…一概にそうとも言えない部分も少なからずはあるのだが、それはまぁ、イイや。

ま、何でもそうなのだが、自転車も用途別になっていてさ、さて、自転車で何をしようかって事をイメージしてね、車種をチョイスして、好みでメーカーなんかを選択して見る訳なんだけれどね、最近はロードレーサーなんかはさ、カーボンなんて云われている、所謂「炭素繊維」で出来ているフレームが巷を席捲して、レース用の道具として各メーカーさんもしのぎを削っている訳であるが、確かに様々なレースや自転車イベントに参加する事も、愉しいと感じる人は多いだろう。でも、そう云ったイベントには参加しない人ってのも、少なからずいるんだよね。

自転車のファーストコンタクトは、どんなモノが良いのだろうって言われた場合、現在ではマウンテンバイクを勧めている。出来れば29インチのヤツ。クロスバイクって場合はシクロクロスを勧めるんだ。どちらも懐が深くて自転車として長く楽しめる要素を持っている。

最初のロードバイクは、クロモリをお薦めするんだね。現在のアルミやカーボンより重いかも知れないけれど、自転車の乗り方を知るには持って来いである。何より長く乗れるからね。あと、格好イイからと言って、中古の、所謂ヴィンテージ自転車ってのは、よっぽどの自転車熟練者にでもならない限り、手を出さない方が無難である。先ずパーツが入手困難であったり、部品が仮に運良く入手出来たとしても、それをしっかりと見てくれる自転車店を探し出すのは至難である。長年その自転車を診て来たショップならともかく、出自の解らない自転車などは、普通やらないよね。第一、部品が壊れたりしたら、代替品が無いのは、誰よりも詳しいから。ネットなどでは綺麗に見えるヴィンテージ自転車も、フレーム内部が錆びていたらアウトだからね。安全や安心ってのがないがしろにされてしまう恐れがあるから、いちげんさんの古い自転車は、殆どのショップは診ないんだな。

だから、現行パーツで組んだ、現行のクロモリ自転車で、自転車の特性を知ると。重いったってね、ママチャリの半分程度で、しっかりと走るから、重量なんて数値に右往左往してはいけないんだ。価格も10万円あたりから、少し良くなっても10万円台中~後半も出せば、結構なモノが買えてしまうので、その辺りから、大いに自転車ライフを満喫すれば良いのだ。しかもクロモリは長持ちするんだね。そりゃあ管理が悪ければ錆びてしまったりするが、手入れさえ怠らなければ本当に長持ちするのだ。クロモリはね。

翻ってマウンテンバイク。こいつを買ったら、何しろ何処でも走れちゃうから、使い倒すに限る。これはアルミフレームが主流だから、ジャンジャン乗り回すに限る。クロモリも存在するが、かなり少数派になるんで、こっちは少し乗り慣れてからチョイスすると良いだろうね。価格は5~6万位から揃って来たので、選びやすいだろうと思う。



さて、話は変わるのだが、過日、昔の連れが東京の立川市という所で、自転車タクシーってのを始めたと書いた事があるんだが、ヤツはNPO法人を立ち上げ、運営をしていたのだが、NPOったって、会社と同等の運営能力が必要だし、何よりも資金ってヤツが必要となる。その辺の絡みで、運営自体が頓挫してしまっている様なのである。何しろ、私より圧倒的にヒラメキだけで行動しちゃうヤツなので、ブレーンが必要なんだと思うのだが、そのあたりの詰めが甘い。運営費を知人の企業の寄付だけでまかなっているので、運営費などは直ぐに底をついてしまう訳だ。

彼の持っている自転車タクシーの台数は3台。この台数では京都や東京に存在するヴェロタクシーの様な、人を乗せてその運賃で採算を取るなんて事は絶対に不可能であるし、おそらくヴェロタクシーも運賃は運営費の足し、程度のモノなのだと思うんだ。

そんな彼のスマイルタクシーに必要なのは、催事やイベントに参加する事であろう。そしてそれらイベントに協賛している企業とのタイアップや、事業計画と賛助会員の募集とか、何しろ運営費を確保しなければ、自転車を漕ぐドライバーすら確保が難しいんだ。自転車タクシーをドライバー付きで貸し出すんだよね。観光地でも無い街に平日遊ばせておくなんてのは、無駄以外の何物でもないからね。

先日も都内で東京ゲートブリッヂ開業記念に歩行者、自転車で渡るイベントが開催されたが、何も自転車ばかりのイベントに固執する必要は無くってね、何しろ人の集まる所に行って、移動の手段として利用して貰ったり、そんな中で活動内容ビラを配ったりしてね、何しろ知名度を上げる事が大事なんだと思うぞ。事業の全体像がぼんやりとし過ぎだから、道楽にしか見えないのかもしれないので、しっかりとしたビジョンを提示する必要があるんだね。

昨年は千葉市でも初めて開催された競輪場を使った「千葉けいりんフェス」。一方で、大震災により開催が中止となった、平塚競輪場で行われる「湘南バイシクルフェス’12」が、今年度は2012324日(土)に開催が予定されている。
http://shonan-bicycle.net/

平塚は競輪事業に執着せず、自転車全般と地域住民のイベントへの参画という形で、成功を収めているんだが、千葉けいりんや、立川にも競輪場があるのだから、こういった事業を見習ってね、どんどん真似をしてイベントを開催すべきであるんだ。そしてそういったイベントに自転車タクシーで参加するとかね、足繁く売り込んでさ、その中でNPO団体のビジョンを提言して行くと。現在は老人福祉や介護タクシーの様な使い方をしている様だが、そこに特化してしまう事は、本来の事業テーマだったのかを、今一度、熟考する必要があるだろうね。

こんな世知辛い世の中だから、企業は無駄な経費の削減に躍起なんである。でも、エコや省エネとか、そういったものに投資したり、協賛をしたりする企業は有るんだよね。但し、その内容が解りやすく、効率的に、誰にでも簡単に理解出来やすく、且つ、企業イメージの上がるモノであれば、協賛は戴ける筈である。

決して簡単では無いだろうが、動かなければ、決して良い結果など、降って湧いては来ないんである。


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2011年12月23日金曜日

何故か出来て来ないロードフレームをよそに…。


何故か出来て来ないロードのフレームをよそに…



もう既に何年前だったか忘れた位、フレームをオーダーしたと思うんだが…5年は経っているか?



まぁいいや。



過日、特価品になっていたKonaのクロモリマウンテンバイクフレームに、コツコツとパーツを寄せ集め、やっとこさっとこ完成っぽくなったので、乗ってみたんだ。山へ持ち込む時には、当然ブロックタイヤなんだがね、普段乗りにはちと微妙なんで、エレクトラのビーチクルーザー用の、フレアパターンの入ったスリックタイヤをチョイスしてみた。チト重いが、、まぁ由としよう。それよりも、2012年からリリースしたスラムのX9という、ハブセット、こいつがすこぶる快調であったのが儲けモンだったね。そして、これも仕入れておいて大正解の、アレックスリムのDP20というバフ掛けのシルバーリム。これは2011年で絶版(?)かどうかは判らんが、兎に角ジャイアントでは扱わなくなってしまった様だ。カタログ落ちってヤツだ、このハブとリムの相性がやたら良く、カッチョエー訳なんである。このハブは実践向けでオススメだと思う。



クロモリだし、コンポはSLXだしで、決して軽量に仕上がる訳では無いんだが、乗って納得の乗りやすさであった事が儲けモンだ。クロモリ独特の乗り心地であって、どっちかってぇと、乗り味は硬めである。山に持ち込みたいね。やっぱり。BBハイトも結構高めである。サスはサンツアーのエピコンで、これも馴染んでくればイイ感じだと思う。まだ新しいんで、少しダルい感じってのは否めないがね。何しろクロモリフレームは最近では珍しく、細っこく見えてさ、何となくクリスタル(オッサンにしか解らんがね)…イヤイヤ、何となく新鮮な見た目なんであるよ。その辺も狙いとしてはイイ。自転車にクロモリって、基本中の基本なんだと思う。ロードも始めるなら、是非、クロモリから始める事をお勧めしたいね。



クロモリって云えばね、ひょんな所から、お客さんがフレームを買い換えたってんで、譲って貰ったKHSのクロモリダートジャンプフレーム、こいつもコツコツと仕上げて行きたいと思っているんだ。本当に自転車の収納場所が無くなって来たピョーン。どうしたモンだかねぇ。ま、それはそれとしてだ、自転車ってのはさ、イメージを浮かべて、より理想的に近づけて、且つ自分で組み立て(これは僕らの商売の特権だな)、更にそれに実際に乗れちゃうってのが、最大にして最高の魅力だよね。



でも、やっぱり巷のムーブメントは、29erなんだよなぁ。サーリーの、カラテモンキーが入荷して来て組んだけど、やっぱ凄ぇイイ。29er。で、シングルスピード。ムムム、ほ、欲しい。伴宙太ばりに云うと、ほ、星ぃぃぃぃぃ、星よぉぉぉぉぉ。星じゃねぇよ。欲しい、だ、伴宙太。むむ、まぁいい。2012年が始まるや否や、たちまち今期完売したKona Mahunaという29erであるが、初期オーダー分が来年2月入荷予定だ。ヤバい、絶対買っちゃいそうだよ、オイラ。



仕事は別として、そろそろ自分の自転車をどうこうする事に一喜一憂している場合では無く、いよいよ来年は、MTBライド&キャンプ&BBQなんてイベントをやりたいなぁなんて思っているんだ。どうも以前在籍させた貰ったイベント会社は、どうも移動販売車を導入し、デリバリー可能だってから、イベント会場に呼ぶ事だって可能なんだし、ま、マウンテンバイクのイベントは仲間内でやるからさ、コストコ辺りで普段買わない様な、分厚いビフテキ用の肉をしこたま買い込んで、がっつり男の料理をみんなでやると云うね。家族同伴大歓迎でね。マウンテンバイクに乗らない人も、BBQ、キャンプのみの参加可能って事でさ。もう年の瀬だから、来年やろうぜ。雪中スパイクマウンテンバイク走行&キャンプ&BBQとか、なんか愉しい事沢山あると思うし。BBQで呑み食いは必須である。



そんなこんなでね、ジドウシャ、まぁ自転車が積み込めれば、基本何でもイイんだが、やっぱり我々の世代、特に40歳代を過ぎている方々は特に、ジドウシャで目的地まで行って、現地で遊んで飲んで騒いで…なんてのが愉しいと思うが、そんな感覚ってのも、どうやらサンダーバード2号現象って云うか、そんなイメージが強いと思うのだよ。テッテレレ~~テレレッテテッテレレッテッテ~~♪ってサンダーバード2号から中身の乗り物が降ろされてさ、活躍するってコミューター的機材。これがワンボックスタイプのジドウシャと、自転車ってのにドンピシャなんだよね。何しろ積み下ろしが容易で、誰でも乗れる自転車がイイんだ。オートバイだと、重いし、誰でも乗るってのには行かず、結構ハードル高いしね。自転車さえ持っていれば、ジドウシャを所有していなくても、運転免許さえあれば、レンタカーだと、人数割り出来れば安価だしね。千葉大のチャリ部なんかもこんな感じでトレイルに行くらしい。愉しいに決まってるよねぇ。



今に始まった事では無いが、マウンテンバイクのパフォーマンスは何となく知ってはいるモノの、実際にトレイル走行をした事の無い人が多いのも事実でね、こりゃあ実に勿体無い話なんだね。販売するのも大事だが、実際に遊ぶ事を、これからは積極的に提案して行かなければならないと思うよ。こんな世知辛い世の中でさ、どの様に充実したライフスタイルを送れるかって事が大切なんだからねぇ。



マウンテンバイクのイベントも企画して行こうと模索中であるぞ。



近所に、大手資本の自転車店が出店し続けているが、まぁ、傍から見れば、自転車業界は景気良く見えるのだろうがね、世の中そんなに甘かぁ無ぇやな。何とな~くホンモノっぽいニセモノを売る時代はもう終わりにしないとね、日本の自転車業界の発展、復興は無いぜ。



「自轉車家Joeのメールマガジン」

2011年12月19日月曜日

旧知の友、そんな仲にもいろいろとね…。


過日、大学時代のアルティメットクラブOB連中で、忘年会をやろうって事になったんだ。最近、ドッヂビーの活動を頑張っている諸先輩が多数いるので、その練習会に参加する形なのだが、今回はそのドッヂビーの開催場所である、千代田区の体育館が借りられなかった為、忘年会のみにしようという話になったのだ。ドッヂビーの練習は、例の大地震の翌日に予定されていたのだが、当然の事乍ら、練習は中止を余儀なくされたので、暫くぶりにドッヂビーで体を動かしたかったので、残念至極であったが、仕方がなかろう。



さて、新橋である。オヤジの聖地、ある意味、不思議なオーラを放つこの雰囲気は、嫌いでは無い。立ち呑みだの、串焼きだの、兎に角、煙がもうもうと立ち込める、所謂、銀座の裏街道ってかね、銀座の華やかさを裏支えしているってかね、銀座の屋台骨って雰囲気を持つってかね、そりゃあ、会社の金で銀座で接待をするオトーサンもいるだろうが、本音が有るのは新橋なんである。日常のふき溜まり。理不尽と我慢と愚痴を洗い流すホッピーを呑む場所なんだな。



ま、長ったらしい前置きはさて置き、数多あるその串焼き、やきとん屋さんの人気店をリサーチして見たんだ。今回はね。大体の所で上位にランキングされていたのが、やきとんまこちゃん本店。迷わず此処に決めて見た。うん。モツ煮旨し。串旨し。正解。オススメであるぞ。都合の付いた8名ほどが集まって呑もうって所で、取り敢えず生ビールを頼もうかと思ったら、皆さん結構生中は多いって云う。ええ?本当?気取ってんのかと思っちゃった位だ。オヤジになったって事か?じゃあ、ホッピーか?って聞いたら、ハナっからホッピーは飲まないんだってさ。不思議な人達だ。で、俺様取り敢えずビンビールとビアタンで乾杯。その後俺様一人、ホッピーを呑み続け、他は日本酒なんか飲んでやがるんだ。わはは。どうでもイイやな。そんな事ぁ。



意外にも、先輩や後輩の関係で、何だか訳の解らない確執めいたモンが存在するらしく、誰が来ると誰が来ないとか、イイ歳になってもクダラナイわだかまりなんかで、大勢揃う事がまず無いんだ。これは寂しい限りであってね、ま、それでも俺達が出身の大学には既にフリスビー部はとっくに廃部となってしまったし、凄い後輩だと思っていた奴が、あまりにおじさん過ぎて誰だか判らなかったり、ドッヂビーというスポーツを取り組むにあたり、東京経済大学時代のフリスビークラブ「シーガルズ」という名前を復活させ、活動をしたりはするのだが、その活動に対して、OB連中に温度差があったりと、擦り合わせは容易ではなさそうなんである。



ま、みんな長年世知辛い世の中を生きている訳だから、先輩のツルの一声なんてぇ動き方は出来なくなってしまっているのだから性質が悪い。まぁ、人間なんだからさ、付き合っていりゃあ確執や軋轢は生まれるモンだが、仕事関係ならいざ知らず、学生時代に同じ目標で動いて来た連中同士で確執を持つ事ぁあるまいよ。



何だかんだ云ってもね、どんな確執や軋轢が生じていたとしてもだ、俺には居心地がイイ場所なんであるね。福島にいる同期が未だに苦労をしていてね、これが心配の種なんだが、何とか時間が作れる様な環境になる事を切に願うばかりなのだ。みな一様に元氣なんであるよ。何しろ煙草を吸っている人の割合が圧倒的に少ないんだ。吸っていたのは禁煙に失敗した先輩と、就職してから吸い始めてしまった後輩の2人だけだ。毎回出席して、俺が煙草吸っていないって聞くと驚かれるが、どんだけ煙草吸いのイメージなのだろうか?ワシ。煙草ってのは、吸っている時は気にならないモンだが、一旦止めてしまうと、喫煙経験の無い人よりも、拒否反応は強く出る様である。何故かは判らないが、ジドウシャに乗って窓を開けて煙草を吸って、しかも腕を外に出している輩なんかは、自転車で後ろを走っていると、すごく臭いと思うし、喫煙者とすれ違ったりすると、思わず「臭ぇっ」って思ってしまう程である。大袈裟な様だが、本当の話だ。



人が接すれば、軋轢とか、まぁ、摩擦ってのは必ず起きるモンでね、世界の終わりという名前のバンドは、他人と書いてヒトと読む、とか歌っている様に、実に面倒な営みなんだと思うが、そんな刺激があってこその社会生活ってヤツであるので、上手に付き合っていくしか無かろうて。仕事上、抑えなければいけない感情も、友人などには遠慮なく云う。まぁ、先輩には遠慮する部分もあるだろうが、学生時代程ではなかろうよ。



来てくれたメンツに共通していたのは、皆一様に愉しげであったって事だ。誰がどうしたって噂ばなしを肴にしてさ、でも今後のビジョンなんかをアツく語ったりする人達。イイじゃないか。何だかガソリンを補給された感じがしてね、ジョギングでも始めようかな?なんて一瞬でも思ってしまう自分が恥ずかしいぜ。わはは。自転車でも、フリスビーでも、目標設定をして、ライフスタイルを充実させているってぇ事が、彼らの生き生きとした生活の糧となっているのだろうと改めて思った次第なんである。



久しぶりに仲間同士の空気感に触れて、精神的なデトックスをさせて戴いた。多謝。





仲間ってのは、コトの他、大切なモンなんであるよ。仲良くやろうぜ、ご同輩。





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