2010年12月27日月曜日

歩く、と云う事は、移動の基本なのである。

 人という種は、何時の日か、二足歩行を始めた。それには諸説あろうが、まぁ、それについてはどうでもよろしい。普段、通勤や通学等で、電車・バス・ジドウシャ・オートバイ・自転車・等々…。乗り物を利用する事が多い現代社会である。便利だからね。きっと必然から、それらの移動手段が生まれたのだろう。或いは、その利便性に便乗したって云うね、社会的インフラであったりもするのだろうね。



 俺様の普段のアシは、専ら自転車である。雨でも自転車。仕事場まで電車、バスを使うと約1時間位掛かってしまうからね。直線距離でたった5km位しか無いから、ジドウシャやオートバイは所持していないし、例えそれらを所持する事があっても、もうね、完全に趣味性の強烈なる車種を選択しちゃうだろうから、多分通勤とかには使えないと思うしさ、自転車がやっぱり便利って事になる。…まぁ、自転車家だしな。



 ただ、たま~ぁにね、冬の年の瀬、何かと忙しい師走のまさにこの時期、クリスマスが終わった頃が丁度良さそうか?いやいや、何時でも宜しい。要は気が向いた時で良かろう。そんな時に、会社まで、歩いてみよう、なんて思う日があって、過日歩いて来た。約1時間弱の距離ではあるが、普段、自転車と云う便利極まりない乗り物に乗っていると、やっぱり運動はしているとは云っても、人間の移動手段の根幹である、歩行ってモンを、いかに怠っているんだなぁ、なんて事をつくづく感じさせて貰えるんだ。単純に気持ちがイイぞ。会社まで遠い方はさ、いつもの下車駅から、都内区域だったら、3~5駅程手前で下車して、出勤時間をたった1時間ほど早めるって事だけで、簡単に出来るんだな。お試しあれ。天気は快晴の時が宜しい。気温は低い程良いね。



 まぁいい。ところで、ひょんな事から、巷で人気のある電動アシスト自転車を入手する事になった。パナソニックサイクルテックの、一寸ばかり風変わりな折り畳み式外装7段変速付きで、電池含む電動アシストモーターユニットを含め、堂々の20kg切りの19.8kgという、車体の軽さと、外装7段変速である。ま、色々の様々な、紆余曲折あって手元に来たという経緯から、やはりホコリまみれの薄汚れていて、外見もそれなりなんである。あはは。その辺りはね、自転車家の真骨頂だからさ、先ずは一般車及びジュニア車にはド定番である、グリップシフト、こいつがすこぶる嫌いな俺様、やおらそいつを取り外し、自転車にハマったお客さんが、自身の自転車を多段化して行く中、取り外され、使い道の無くなって行きつつあるお古のパーツを取り出し、




RDもシマノの一般車用定番品である、カッチョ悪い7SISなんかが付いているんで、コレも放置されたアリビオをチョイスし、取付けて各部再調整。


カゴを付けて利便性を少しだけ上げると、ありゃ!?ハンドルを畳む為のクルクル廻すレバーがカゴに引っかかってハンドルが倒せないではないか!?…くそー、カゴは必須だろうし、折り畳めないと、この自転車の売りがスポイルされちゃうしで、しばし悩んで見た。そうか!レバーを取ってしまえ!



ってんで、レバーの本体を取り外し、いちいちレバーを抜き差しするって事で問題解決!むっふっふ。カスタムは愉しいのである。



 で、いざ試乗。おお!普段我々が使い慣れている外装式変速機を上手く駆使すると、軽い車体と相俟って、すこぶる快適に、快適に進む。おお!凄ぇ。んで、良くもスピードに乗る。メーターは付いていないので、時速は解らんが、多分いつもの自転車感覚からすると、27~8kmで走っていると思われる。電動アシストが付いていると、トップギアでクルクルとクランクを廻せる域までが早いんではないかな?スポーツ自転車に乗っている人には、ギア比がとてつもなく軽いぞ。これで、あの坂も、この坂も、ラクチンラクチンであろう、なんて、チョッとした坂に差し掛かってさ、いつもの様に、トリャー!位の気持ちで漕いでいたら、?何だよ、あんましアシストしてくんないでやんの。何かアシストサボってる感じで、



ん?俺?



俺様が漕ぐの?



お前は?



坂だよ?やっぱ俺様?





ってインプレッションをしているうち、やおら坂道は終了するのである。何だかキツネにつままれた感は否めない中、更に漕いで行く。…どうやら、坂道はへなちょこに漕がないと、アシストをしてくれないみたい。むむぅ。トルクセンサー恐るべし。このトルクセンサーってのが電動アシスト車の真骨頂でね、踏力に応じて、アシスト力を瞬時に判断し、且つ走行方法を学習しているそうである。…凄いね。



 そんな感じで278まで行った。ひと駅だけの試乗インプレ。少しだけ飽きた。機械的な技術革新、所謂イノベーション的なモノは感じる。でも、やっぱしイロモノ的な感は否めない。売れる理由も解る。楽だからね。この何だかなまぬるい感覚ってのは、ジドウシャのトルクコンバーターに似ていると思った。特にポルシェのティプトロニック辺りに端を発する、MTモード付きAT、なんてヤツに感覚的に似ている。思った所で思い通りに変速して貰えないって云うか…現代のシーケンシャル云々はね、もうF1なんかパドルシフトの2ペダルが全盛なので、飛躍的に向上しているんだろう。ただ、人が操るって云う、それこそ愉しみの根幹が欠けているって感じが同じ気がしたんだ。電動アシストは凄いと思う。でもね、その半分の価格で買えるマウンテンバイクだの、クロスバイクだのの方が、圧倒的に、心と体が、愉しいんであるよ。





日本の自転車事情ってのは、やっぱまだまだ補助輪付きの幼児用遊具的感覚が大きいのだろう。社会的地位がそこら辺にある。タダね、それはあながち悪い事ばかりでは無いんだ。自転車に乗れる人全てが体験しているであろう、補助輪を初めて外す時の感覚。補助輪を外して走らないと、公道で自転車として一人前に走行する事が出来ないんである。日本も電動アシストという補助輪を付けて、自転車を歩行者的立場から、軽車両と云う「車両」に格上げしようという、大きな試みなんだと感じているんだ。あたかも人が二足歩行を始めた時の様にね。



そうそう、電動アシストのアシストされる感覚ってね、





補助輪を取る練習をした時に、





お父さんが後ろを押してくれる感覚に、そっくりなんだ。





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