2011年4月24日日曜日

せんだいに、せんだい・・・

せんだいに、せんだい…。唐突に、ナンノコッチャって話だよね、表題。

さておき、世界最大にして巨大な自転車メーカーが動いたぞ。

 節電、電気、依存するのは容易いが…大震災をきっかけに、日本は大きな岐路に立たされているのだと感じる。平和だと云われていた世の中に、突如襲いかかった大地震と、大津波。これによる爪痕は深く、復興は容易では無い事が、想像に難しく無い。そして長期化の様相を呈す、福島の原発問題と、云われの無い福島県民への風当たりと差別。新聞やニュースを見聞きする度、本当に教育大国と云われた日本国での出来事なのだろうかと、自身の目や耳を疑う。



 震災から後、ブログも、メルマも、絶不調なんだよね。文章がなかなか想像出来ず、滞りっ放しなんである。何だか、人間の無力さと、想像を超える力には成す術も無く、そして、人が制御出来ない巨大なエネルギーを安全と言い続けてきたこの国の在り方にも、大きな問題が有るのだね。



だが、一方で、工業立国でもある日本に於いて、電力エネルギーは不可欠だろうしね、石原さんは最後の御奉公で、お台場にカジノではなく、原発を誘致しなさいってなモンである。一番電力を使う場所に、リスクも一緒にってのが、本来の在り方なんだと思うぞ。そうすれば本当に安全とは何かを考えるだろうからね。



 さて、そんな中、素晴らしいニュースを目にした。災害時の、自転車の有用性ってのはずっと唱えてきた通りなんだが、具体的には、その自転車本体ってのの確保が一番大変な作業になると思うんだよね。



 で、自治体とか、個人がよくやってしまいがちな事態がね、災害支援と称し、当方で不要なモノを処分するかの様な、いわゆる、おしつけの寄付である。そんなモノは、寄付でも何でもないんだな。もう使わなくなった布団や古着、なべ、釜なんて、ゴミにしか過ぎないぜ。自治体市町村が苦慮している放置自転車にしても然り。自轉車家が宣言しておくぞ。放置自転車は、放置された時点でもう、ゴミなんである。これを、安心、安全に、しかも人手不足の被災地で乗るって事が、一体どれだけのリスクを伴うかを、みんな考えていないと思う。少なくとも、送って直ぐにごみ化しそうな自転車も、取り敢えず送っとけってのは、天下の愚策なんである。絶対に止めて欲しい。最も、全てを完全に整備して、安全に乗れるように…なんてやっている間に、新しいのが買えてしまうからね、ママチャリの場合。



手軽に買えるが修理に必要以上に手間暇の掛かる自転車、それがママチャリなんである。



 これは、ただでさえ瓦礫の処理に苦慮している被災地の各自治体に、追い打ちを掛ける事となってしまう恐れがあると思うんだ。大体ね、その放置自転車の殆どが、スーパーやディスカウント店で売られた、安物のどうしようもない代物である。持ち主ですらなんの感情も無く放置するシロモノだよ?なぜそれを災害に遭った人々に、押し付けようって考えが浮かぶんだろう?当たり前の話だが、自分の家族や、大切な人と食事をしていてさ、隣りでマッタクの他人が食事をしていてさ、その他人様が食い残した食事を、

「勿体無い、まだ食べられるから…」

と云って、自分や、自分の大切な人に勧める馬鹿者はおるまいよ。



 そこでジャイアントである。世界最大にして、最高水準の自転車の生産技術を誇る、台湾のジャイアント。このメーカーが新品のマウンテンバイク、云っておくが、日本固有のマウンテンバイク類型車、類似車などでは無いのだ。そもそもそんな不埒な自転車は、日本以外には存在しないのだが…まぁいい。



 ベースになっているのは、おそらくロックとか、ロック3とか、ロック4500とか呼ばれるフレームを流用していると思われるのだが、急遽、生産ラインを変更し、特別仕様のカラーである「イエロー」に塗って、縦パイプに「震災復興支援品」とプリントが入っていて、荷物が積めるように、リアにキャリアを装着している。日本人に馴染みの、前カゴを装着しなかったのは特筆すべき事項であるぞ。何故スポーツ車に前カゴがダメか?答えは簡単。単純に前に荷物を積むと、自転車の構造上、バランスが極端に悪くなるからである。至極当たり前である。



 ロックのカタログスペックでは、車両重量は13.7kgで、リアキャリアが付属するので、おそらく14.2~14.5kg程度になっていると思う。これに最低限の修理キットを全ての車両に付属して被災地に送ったと云う。



 スポーツ自転車に携わる者にとっては、ロックは重い車種に属すだろう。しかし、万人が乗ろうとする自転車は、一般的なママチャリと大きな落差があっては使いにくいと感じてしまう人がいる事も、一方の事実だ。ウチの店は国立大学の近隣なので、学生さんが唐突に、千葉から九州だの、北海道だのに、自走で、自転車で行きたいんです。どの自転車が良いですか?なんてぇ相談に良く来る。大体、こんな時は、ロックの車体をベース持っている、グレートジャーニーを勧める。サイドバックまで標準装備だからね。それでも予算が無いからって人には、裏技で、ロックの、一番廉価なマウンテン(現在はロック1車種、以前はいくつかシリーズ化していた。)に箕浦のキャリアと、パニアバックを乗せ、ツーリング仕様にすると、一番安価に仕上がるのだ。そんな懐の深さを持っているラインナップぶりも、ジャイアントならではだろうね。



こんな経験から鑑みると、成程、流石はジャイアント。解ってらっしゃる。それを1000台。被災地は仙台を始め、東北に広範囲にわたる。十分ではなかろう。でも、メーカーのこう云った姿勢は素晴らしい。



仙台に1000台。…そんな感じも素晴らしい。    か?





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