2011年11月1日火曜日

千葉市自転車走行環境マップ作製調査  その2



過日、千葉市のボランティアに再び参加する事になった。地域ごとにコースを細分している為、各班が各々のコースを別々に調査するっていう方法である。班分けは、前回と一緒だったが、先導員の市職員の方が別の方が来られました。小川さんという、今回の調査の為に、ダホンという、アメリカの折り畳み自転車専用メーカーの、不朽の名作である「ボードウォーク」という車種を購入しての参戦である。ボードウォークは、折り畳み自転車では珍しい、クロモリパイプを使用した、細身でイカシた自転車である。カスタムのベースにも持って来いなんである。





何だか今回は、昨今の自転車関連のニュースで、様々な話題を提供している、云わば注目を浴びているモノなので、少しでも自転車環境が向上する事に役立てば良いと思う。継続事業となっているこれらの調査は、実際に市の職員さんも含め、自転車に乗って調査をするという、至極当然の話が大切な事であって、且つ、年齢、性別、自転車の車種も様々であってね、そのいわばごった煮的種類の自転車が、一緒になって走る道路とは、って事を、考えさせられた調査となったんだ。



私のグループのメンバーの自転車は、折り畳み自転車のボードウォークを筆頭に、年季の入ったブリヂストンのアルベルト・前後サスペンション仕様のマウンテンバイク類似車・セマスカーボンのロードレーサー、ビンディングペダルで参加・そして今回私は、Bd-1という、折り畳み自転車をチョイスしてみた。前回はピスト。



前回の調査の際の平均的スピードは、およそ20~22kmで走行していた。前回先導して戴いた職員の吉澤さんは、大きな体に外装6段式のシティサイクルに、後ろの子載せを付けた仕様のタイプであったのだが、普段より乗り慣れているのであろう、自転車のペースをよく理解しているなと云ったスピード感であった。




私は自転車屋であるから、自転車のチョイスって事になると、その用途に見合った選択をしがちである。必然的に使い易いモノを選ぶ。だが、此処に自転車屋の、自転車屋的目線とか、そんなモノが時として問題になる事もあるんだな、と今回感じたんである。皆さんの自転車のペースなどを考えて、折り畳みスポーツ自転車という選択、これはなるほど街中では使い易いなっていう事の再確認はするまでも無いのだが、きっと絶対に選ばないのがロードレーサーにビンディング、そしてマウンテンバイク類似車って選択肢だろう。レーサーとビンディングの選択は、頻繁に走る止まるを繰り返す調査には不向きと考えているし、MTB類型車は生憎持ち合わせていない。だが、今回はその両タイプの方がいて、気付かされた。走る側が調査だの何だのって云う理由で、自転車を変えられる人の方が少数であるし、一般的な道路環境には、様々な自転車が走行するという、厳然たる事実があるんだね。



今回は、あまり自転車に乗り慣れていない小川さんが、懸命に先導して呉れた。平均は15km前後。これはかなり遅いスピードで、主婦層の方や主に女性のママチャリ乗車時の平均速度が12~15kmという速度であるから、かなり遅い方であろう。この速度の遅さってのが、今回は為になった。小川さんの様に、あまり自転車の経験が無い方々や、所謂ママチャリの速度域でしか走れない人、この様な人達を含め、自転車は車道って展開をしているんだよね。これは相当なインフラ整備もしなければならないよね。



小川さんは先導者で、その立場上、交通ルールを遵守しなけらばならない立場にあるんだ。で、自転車の現状ルールってのは、例えば交差点を走行する際、自転車ってのは横断歩道脇に書かれた自転車横断帯ってのを通らなければならない事になっていて、交差点を通過しようとする度に、一旦左折をするかの様な挙動を余儀なくされるのである。本当の挙動不審なんである。自転車が交差点を直進出来ないと云う駄目ルールってのが問題で、自転車は車道って錦の御旗を掲げたって、歩道の延長線上に鎮座まします自転車横断帯なんてモンは、愚の骨頂なんであるよね。



小川さんは走っていて気付いた。「横断帯を走行して交差点を通過するのは実質上、危ないし、無理ですよね?」全員一致で「そうです。」って。この一件を筆頭に、小倉台付近のモノレール下沿道に於いては、通常は橋げたよりに車道を導いていて、右折レーンが現れると、歩道寄りにレーンが寄っていて、連続して走っていると、自動車は常にうねうねとS字に蛇行しながら走る事になっているし、小さな交差点、特に右折レーンが現れる度、車道の左側を走る自転車は、必然的に幅寄せを余儀なくされる。大型車などが通過すると、かなり危ないと思うよね。



現在の車道脇の、所謂、路側帯ってヤツは、現状の車道では、単なる自動車のエスケープゾーンでしか無い。広い路側帯は、自動車にとって、格好の違法駐車場所となり、その違法駐車によって行き場を失った自転車は、車道にはみ出して走行せざるを得ない。後続の自動車は、容赦なくクラクションを鳴らしたりする。え?誰が悪いんだ?一体。



私は、運が良いのか悪いのか、自動車は11tの大型トラックを運転し、左右ハンドル問わず、乗用車、大型オートバイ、原動機付自転車、フォークリフトに到るまで、相当数の自動車運転に携わって来た経緯がある。そんな、車種によっても、運転者によっても異なる、乗り物の挙動を、経験値から察知する事が出来る様になっている。主たるは自己防衛の為である。自転車の挙動ってのが最も理解しにくいのもまた一方の事実でね、こればかりは何度も経験する必要があって、体力が有る無しとか、自転車のペダルの踏み方の旨い下手にて、次の自転車の挙動を知らなければならないんだ。自転車にはウインカーやブレーキランプは無いからね。



今後、自動車運転者に是非、経験して戴きたい乗り物は、ズバリ、「スポーツ自転車」と呼ばれる、自転車で、車道を走って貰いたい。およそ殆どの人は、好むと好まざるを抜きにして、自転車には乗れる筈である。だが、スポーツ自転車未経験者は、結構多いのではないだろうか?スポーツ自転車が、意外と速い乗り物であり、そのスピードは、運転者の体力や路面状況、そして自然現象(雨や風など)に大きく左右され易いが、一人で乗る自動車よりも、何百倍、何千倍もエコロジーな乗り物であるって事を知るべきであろう。



道路は、自動車だけのモノではない。

シェア・ザ・ロード。


譲り合いの精神こそ、今後の道路事情を明るくして行く、初めの一歩なのだと思うぞ。





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