2011年10月15日土曜日

自轉車家目線の、ツールド千葉2011


本年もやって来ました、「ツールド千葉」。今年はBayFMの人気DJ、伊津野亮氏率いる「Team IZUNO」軍団20名と、「Team278.comチームセオ西千葉」30名、総勢50名という、大所帯での参加となりました。毎週木曜日16:00~BaylineGOGOという番組をはじめ、様々な分野にて大活躍中の伊津野亮氏。宮古島ロードレースに端を発し、無念の途中リタイアを境に、ひたすらスキルアップを図る伊津野氏。




そんな伊津野氏率いる「Team IZUNO」の面々をサポートさせて戴いているのが我々Team278.comなのであります。



今年は震災の影響もあって、コース設定がなかなか決められず、大会運営側も、大変なご苦労をなさったそうなのだ。コース取りと安全確保、交通事故等は云うに及ばず、特に災害に対するモノの擦り合わせが大変だった様である。



伊津野氏は、昨年度より初日、二日目の第一・第二ステージを走破する予定で、当方Teamは、瀬尾店長が帯同し、他少数精鋭でフォローする事となった。残ったスタッフで、お店を平常営業とした。ステージ1初日は、120kmを走破するコース。木更津はかずさアカデミアパークがスタート地点となっており、成田市の野毛平工業団地特設会場ゴールとなっていた。伊津野氏は終始快調に走り、順調に初日を走り切った。



そして二日目。今年は278からの参加者も増え、いよいよ大型バスをチャーターしないと移動が困難となってしまったんだ。朝4:30に278集合。続々とメンバーが集まる。前日から借りていた2tロングアルミバンのトラックに次々に自転車を積み込む。俺的には、10年ぶりのトラック野郎復活ってな様相であった。



トヨタレンタカーにて今回、2t車を拝借した訳だが、流石に我々が乗っていた頃のトラックとは快適さが違うんだ。どうやら新車を導入したらしく、ピカピカである。俺は個人的に、あまりオートマのトランスミッションが好きでは無い。自分の意志とは別の所で、勝手に変速したりするからね。だが、そのトラックも、レンタカーの流れなのか、オートマである。少々がっかりしながら運転してみたんだ。大きさに関しては、日頃11tフルサイズを転がしていたので、何の問題も無い。お?ナビ付きだ。あれ、ブレーキを踏んで信号待ちをすると、エンジンが勝手に止まるではないの!トマールエンジン様である。何じゃこりゃ!ま、これも時代の流れなのかって思いながら、トラックも此処まで世間に媚びなけりゃあならねぇのか、なんて考えながら、ひとりウンザリとしてみたぞ。ただね、トルコンも流石に進化していて、坂道なんかはアクセルを放して長めの坂を下ると、勝手にシフトダウンし、エンジンブレーキを助長して呉れる。ふむ。素人にも安心ってヤツだ。



ま、トラックのインプレは、この辺でよかろう。また長くなっちゃうからね。





さて、そんな経緯で以て、相変わらずバタバタの朝の集合時間に間に合うべく、我々もレースに帯同したのだった。Team IZUNOからは、トライアル界では超有名人、有薗啓剛君と守上大輔君も、前回の宮古島に続き、忙しいさ中、参加して戴いた。今年は大多喜にある、結構な峠道が100kmを走破後に待ち構えていると云った具合の、まさに「泣きっ面にハチ」コースで、かなりハードなコース設定だった。少しばかり心配だったのは、ツル千葉未経験の女子達、齊藤涼子ちゃんと、片岡優衣ちゃんである。





ところがところが、である。まぁ、お見事としか云いようのない走りっぷりでね、普通の女の子では通常、100kmもの距離を走ろうなんて思わない程の距離を走った後、野郎でも泣きが入っちゃう程の坂道をだ、何とかかんとか云いながら、登り切ってしまってね、タイムアウトぎりぎりとは云え、完走したって事は特筆すべき項目であろうね。



最初の100kmは平坦で楽勝ムードかと思いきや、さもありなん、成田市を抜けて南下するのだが、街中を1000台を超える自転車が走行するので、短めの信号にしばしば足止めされ、大幅なタイムロス。これが本当に後の坂道に響いたと思うよ。エイドステーションでほんのしばし、水分補給やら、栄養補給をしたりしてね、大してゆっくりとも出来ずの各エイドステーション。そして登り坂道前の昼食も、15分位で食べ終え、時間が気になり、皆、次々と出発して行くのであった。



我々が偉そうに、バックアップします、なんてぇ事を云っているのが恥ずかしい程の、見事な走りっぷりを見せたTeam IZUNOの初参加の女子達だったのである。あっぱれな女子達であった。結局、我々のグループで途中リタイアは2名のみ。善戦した方だと思う。ま、ツールド千葉は、レースでは無く、自転車に乗って自分の体力なんかと戦いながら、移動のプロセスを楽しめる大会である。



BayFM DJの片岡優衣ちゃん、齊藤涼子ちゃん、初参加でこの難コースを時間内完走は立派でした。涼子ちゃんは終始笑顔で印象的だったのですが、優衣ちゃんが完走後、感極まって涙していたのを見て、この人は本当に頑張り屋さんなのだなぁ、と感じたのだ。と同時に、辛さや大変さってのがごちゃ混ぜに押し寄せ、達成感が募ったんだとも思ったよ。自転車で走った人にだけ解る感覚である。堀尾若菜ちゃんも頑張りました。走りに安定感が出て来ましたね。ジャイアントの女性陣も頑張りました。



もう惑う事無き、47歳になろうっておじさんが、足が攣る程、自転車に乗って、愉しいんだって、常人が考えりゃあ馬鹿げた行為なのかも知れないよね。でも、この不思議な達成感だけは、やった者にしか解らない感覚なんだな。これが味わいたくて、また自転車に乗るんだよ。



だが、来年6月の宮古島は、そうは行かないと思う。どうも来年は278.comスタッフ全員での参加との事。こいつはレースとなるんで、要トレーニングである。さて、本気でセマスカーボンを拝借して、せっせと練習に励むとすっか。





なんてな。





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2011年10月13日木曜日

千葉市自転車対策課の取り組み



時期的に、お店一丸で取り組んでいる、自転車イベント、「ツールド千葉」も完走し、社員研修も参加したりと、何やら忙しさ満点の秋なんだが、先ずは千葉市自転車対策課の事業取り組みについてをお話しておこうと思うんだ。



千葉市自転車対策課の取り組み事業の一つである、「自転車走行環境マップ作成」の為の、市民ボランティアによる、実走調査というのに参加して来た。10月8日奇しくもツールド千葉第一ステージ開催日である。私の出走日は翌日の9日なので、こちらに参加したんだ。



平たく言うと、自転車の走りやすい道を、地図にして発信すると同時に、今後の道路づくりにも反映出来れば…なんて云う所だそうだ。



今回は千葉市若葉区を実走調査した。参加メンバーは様々で、一般車・スポーツ車に係わらず、普段自転車に乗り慣れている人って事で選抜された。市のHP等で公募したものである。



当日、若葉区役所駐車場13:00集合という事で、当然だが、自転車で行く。自転車は何を使用しようかと悩んだ末、何かと話題にのぼっているピストバイクにする事にした。競輪の選手に譲って戴いた、エイメイフレームの競輪用。但し、前後ブレーキだけでなく、オートライト、ベル等完全に装備した、公道使用であるがね。



さて、現地に集合すると、各資料と調査票が各人に配られ、担当の角田氏より説明を受け、3班に分かれそれぞれのコースに準じ、各班とも出発した。我々の班の先導者は、市職員の吉澤氏。若葉区は道路自体の設置も古く、旧態依然とした古い道路のままの街道が多く、しかも自動車の往来も大小含めてひっきりなしに走行するエリアなんである。総体的に云うと、自転車が走り辛い場所が多いのだね。





それぞれ決められた区間をね、一定区間走行し、その都度資料に状況を記入してゆくのである。段階的にA~Cまで、8項目の調査票になっていて、参加者全員が各々の表に書きこむんだ。我々の班は、マウンテンバイク1台、クロスバイク1台、外装変速付き一般車1台、ベルト駆動式内装3段変速車1台、そしてピストバイク1台といった、割とバラバラな自転車ではあったのだが、ベルト駆動車に乗る、紅一点の女性の方がかなりの健脚で、まあまあのハイペースで走行が出来たのが良かったと思う。少し驚いた程だ。但し、今後の課題としては、まだ仕方無いのだが、集団での走行方法自体をご存じ無い方が殆どなので、前方の方が止まると、慌てて急停止したりといった場面が少なからず見受けられ、この部分は、先導員の方々で徹底すべき項目で、走行前に簡単なレクチャーをすべきであると感じた。





常日頃から様々な所で云い放って来た事だが、若葉区ばかりでは無く、千葉県も、もっと云えば、日本全体が、道路状況や自転車環境に於いては、「後進国」であると訴えて来たんだが、やはりまだまだ道路は自動車優先の設計であるが、今後の見直しも、重要な課題であると思うんだ。



これから日本に訪れる高齢化社会。私の務めるお店にも、自動車を引退したので、自転車が欲しいと云う高齢者が訪れる事が多くなってきている。そんな事態も考慮しつつ、自動車依存の街づくりから、自転車や、歩行者にも優しい街づくりが必須であろう。



役所の職員の方はやりにくかろうが、こういった調査にはね、是非とも市長さんも、市議さんにも、率先して参加して貰うべきだと考えるんだ。身をもって知るってのは大事なことだよね。選挙の時ばかり、フラフラとママチャ乗るってのは、単なるパフォーマンスでしか無いからね。反対車線を堂々と走らない様にね。



次回の調査は10月22日(土)である。





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2011年10月6日木曜日

ピストバイクブームとノーブレーキ。カルチャーの攪拌?

自転車ブーム(?)の中、何やら警察の動きが活発だ。



最近、やたらと新聞、テレビなどと云ったメディアに登場する、整備不良自転車や、集団で信号無視をするロードレーサーなんかが、取り沙汰されている。先般、同窓会でも、普段殆ど自転車などという乗り物とは無縁の生活をしているだろう人々からも、ブレーキの付いていない自転車について、質問を受けた程である。



よくメディアでは、「競技用自転車」「ピストバイク」などと表現をしているが、そもそもピストと云うのはフランス語で、自転車競技場であるとか、その走路を指す意味であってね、バイクは自転車そのものを指すんだね。直訳すると確かに競技用自転車ではあるが、それはテニスのラケットを、「スポーツ用道具」としている程の説明不足で、厳密に云うとピストバイクは「トラック競技用自転車」という事になる。日本ではお馴染みの「競輪用自転車」なのである。厳密に云えば、現行、巷に溢れ返っている自転車の多くはシングルスピードバイクで、固定ギアであろうとブレーキが無かろうと、どれもピストバイクという、トラック競技用では無いんだね。総称しちゃっているだけの話だ。



それをそのまま公道に持ち出して乗るという行為は勿論違法。トラック競技=競輪というのは短絡的で、使用出来る自転車のレギュレーションが細かく決められている事も特徴である。大まかに云って、総じてトラック競技用自転車のフレーム部分には、そもそもブレーキが使用出来ない特殊な競技なので(ブレーキがあると集団で転倒事故などになってしまい、かえって危険)ブレーキを付ける為の台座や、スペースが設けられていない。



ブレーキを付けないと違法、とメディアが口々にするんだが、道路交通法による自転車の定義てのは、一般的に売られているママチャリを見れば一目瞭然なんだ。前照灯(ヘッドライト)、前後ブレーキ、後方リフレクター(反射板・赤色)、サイドリフレクター(反射板・白色、または黄色)、ベルなどを装備する事で、公道を走行出来るんだね。ルールは大まかに云って、原動機付きバイクと殆ど一緒なのである。因みに補助輪の着いた子供用自転車は、公道走行をすると違法である。補助輪があろうと無かろうとね。あの類いの自転車は、実はカテゴリーとしては自転車では無く、「幼児用遊具」に分類されていて、三輪車や一輪車と同じ括りなんだよね。だから最初から前照灯が付いていないんだ。例えライトやベルなどを装備しても、公道は走行出来ないんだ。ハナっからサイズが小さ過ぎて、自転車にはなれない乗り物なんだよね。自転車の扱いを知らない大手の玩具屋で多く扱っているのも、そう云った逃げ道があるからだと思うがね。



あと、メディアの表現で間違っているのが、ピストバイクが止まる、またはブレーキをかける場合、後ろに漕いで止める、って簡単に云うんだが、普通のペダルだけで足を乗せた状態で足を止める事など、まず出来ないんだ。トゥークリップというつま先を固定するバンドがあってさ、それに足を固定した状態にして、リアを抜重すると、リアタイヤがスリップするんだ。これをスキッドと表現して車両を止めようとしているんだね。



そもそも、メッセンジャーという、自転車で品物や書類を運ぶ、云わば自転車便の発祥の地、ニューヨークで、日々150kmを平均的に走るメッセンジャーが、毎日使う道具なので、ギアやフリー部分の消耗が激しくより壊れにくい固定ギアを選択し、日本の競輪用のフレームはシンプルで丈夫だぞって事でブームとなり、且つブレーキが無いアクロバティックな乗り方がクールであるとの理由でブレーキ無し自転車が流行った。それを見た日本の若者が、新しいカルチャーとして持ちこんだのが、大まかではあるが、現在のピストブームであろう。で、海外では自転車のブレーキが前後輪両方とも付いていなければ公道を走行出来ないなんて事は無い所が多く、片側だけで大丈夫って所も多いので、この辺りも日本仕様にしなければ等、色々と難しい問題となっているんだね。



ビーチクルーザーという自転車がある。こいつ↓



これは左側のブレーキレバーがハンドルに付いていない。一見するとリアがノーブレーキ自転車に見えるんだ。欧米の街乗り自転車などに割と採用されていて、ペダルを進行方向と反対方向に踏み込む事によって、ハブに組み込まれたブレーキシステムが働くようになっている、日本ではなじみの薄いシステムなのだ。だが、自転車によっては、誠に理に叶っている方式で、アメリカだと幼児車の殆どはコースターを採用しているんだ。子供は握力がまだ弱い為、より力のある脚でもってブレーキを掛けるって寸法。ビーチクルーザーは、地元サーファーが御用達でさ、左手にサーフボードを抱えて乗る事が出来る様に、コースターブレーキになっているのだね。








先日も、購入したビーチクルーザーには、ハンドルの左側にブレーキレバーが付いていないけど、大丈夫なのかって質問を戴いたが、所謂コースターブレーキシステムってのはハンドブレーキ方式ではなく、フットブレーキシステムなんだよね。脚でブレーキを踏むというタイプ。クランクを止めニュートラルにするとフリー状態で足を止める事が出来、クランクを逆回転方向に踏み込むと、コースターブレーキが作動するという仕組み。結構画期的な仕組みだが、外装多段変速等には不向きであって、現在ではシングルギアダイプと、内装三段変速のみがリリースされているんだ。



ビーチクルーザーの老舗、アメリカのシュウィンというバイクメーカーがあるんだが、此処で2011年モデルとしてリリースしていたのがシュウィン、マディソンシリーズのシングル部分の末端、末端が異端となっていなくもないんだが、兎に角、裾の車種、「レーサー」である。下手をすると30,000円以下で入手可能なシングルスピード。こいつがコースターブレーキ採用だ。フロントには通常のサイドプルブレーキ。極めてシンプル。フレームはハイテン剛。歌舞伎者の俺様としてはさ、敢えてこんな自転車で、都市部を颯爽と走ってみたいモンである。警察の取り締まりに引っ掛かる度に、逆に俺様がお巡りさんに説教するって云うね。わはは。実に鬱陶しい。







さて、2012年モデルでも、「レーサー」の継続を切に望むぞ。頼むぜ、シュウィン。頼むぜ、マルイさん。





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2011年10月4日火曜日

電動アシスト自転車の実力と、正しい利用法。

 

先般、恒例ともなりつつある、中学校・高校時代の同窓会ってのが神奈川県の湯河原温泉にある、恩師宅にて開催され、二年ぶりに参加する事にしたんだ。昨年はツールド千葉開催日と重なって、行けなかったからね。



一昨年も同じパターンで、家族を連れ、女房子供は宿にてゆっくりさせてだ、私のみが参加って寸法になる訳なんだが、その宿ってのが、湯河原駅から6~7km離れた、奥湯河原にほど近い山中に位置する閑静な宿なんであるが、その恩師宅とは少しばかり離れていてね、前回は坂に強いマウンテンバイクを持って行ったんだが、何しろみかん畑の上の方に恩師宅は有り、新幹線の線路が走る軌道の更に山頂って云えば解るだろうか?解らない人は標高が解る地図でもご覧いただけば宜しい。



伊豆・湯河原・箱根の界隈はさ、何しろ土地の起伏が激しくってさ、海沿いから相当に切り立った山に囲まれているので、所謂、平地らしき場所が極端に少ない。山肌にはミカン畑が沢山あるといった感じの地形。ま、この辺りも、解る人が解れば宜しい。関東ローカルであるよ。





んでもってね、その坂を登って行くに当たり、マウンテンバイクで結構大変だったなぁ、と記憶していた事と、先日、女房子供が電動アシスト自転車を使用し、とても急な坂をスイスイと登っていった事を、実際にどの程度の感覚と、時間が可能なのか?なんて事を試してみる絶好のチャンスであったので、早速実践してみたのであるよ。



現在所有している電動アシスト自転車は、パナソニック社の、「オフタイム」という、折り畳み式電動アシスト自転車で、5アンペアという平均的なリチウムイオン電池を備えた、軽量なタイプの自転車なのである。折り畳み自転車であるので、コンパクトである。19.1kgと、スポーツ自転車のそれと比べるべくも無い重量ではあるが、モーターと、電池を含んで20kg以下という重量は驚異的ですらあろうよ。手直ししている所は、7sシフターをグリップ式から、ラピットファイア式に変更して、一般車用多段変速用ディレーラーをアリビオに変更していてね、一番廉価なサイコンを付けている位である。早速そいつをホンダのストリームというジドウシャの荷室に押し込み、湯河原へ。



湯河原駅前にデニーズというファミリーレストランがあり、そこでそそくさと自転車を組み立てる。うろ覚えの道ではあったのだが、方向はこっちの方向って事で、勘を頼りに自転車を走らせる。この手の自転車の困った所は、坂道を登るのが苦にならないので、構わず何処でも登って行ってしまう事だろうか?結構行けそうだと思って登った道が、案外袋小路になっていたり、階段で行き止まりなんて所に出くわすばかりなんだよ。



それでも、見覚えのある道に出て、急な坂をトットコと登り始めたんだ。流石にトップギアのままでは登れない感じではあるが、外装7段変速機と相まって、すこぶる快適。息も全く上がらない。自転車でこの坂を登れば、どれ程息が上がるかって事は容易に想像が付く。何しろ本当に、口笛を吹きながら上がれるのだよ。あまりに涼しい顔して登って行くモンだから、上から下りて来るタクシーや、農家の軽トラのドライバーが目を丸くしていたのがとても愉快だった。そんな余裕が生まれる程の実力と云えばご理解戴けるだろうか?



何しろ、坂を登るのが面白い自転車。練習して、辛い坂を登って、タイムを縮めて…なんてね、ヒルクライムってのが、スポーツ自転車のレースの一つとなっていて、愛好者も多いんだ、自転車ってのはね。でもさ、誰もが、気軽に、効率良く人力プラスアルファでもって登れる、なんてのは、とってもエコロジーな訳なんであるよ。実際に、恩師宅の前の道も坂道が続いていて、普通の自転っ車だったら、スポーツ車であっても、上へ向かって自転車を漕ぎだすきっかけを見つけるのが難しいって位の坂で、試しに同級の女性に試乗して貰った。その安楽さに大騒ぎしながら登っていった程の実力だ。





但し、電動アシスト自転車だからこそのウィークポイントも感じる事が出来た。激坂故、常にモーターは強モードでフル稼働している為、それこそあっという間に電池を消費してしまうんである。本当にビックリするほど燃費悪し。パナソニック社の公式データによれば、平均23km前後は走行出来る計算となっているが、15km程度でほぼ空っぽって位である。ま、消費するのだから仕方が無いが、現在の一般的な26インチタイプの電動アシスト自転車は、パナソニックだと最大12アンペアまで生産していて、最初に3アンペアの小さな電池の自転車を購入しても、電池が共通で使用出来る為、走行距離を任意に伸ばす事が出来るのである。近日、15アンペアという大容量バッテリーを発表する事にもなっているしね。



しかし、現行のオフタイムの場合、スペースの関係で、5アンペア以上は載せる事が出来ない構造なんだ。だから、結構な大きさの充電器を持って行くってのが、唯一の解決法なんだよね。若しくは予備電池を携帯するって事か?ま、今後の課題は燃費かな?消費電力って方が正しい表現だろうかね?何しろ、折り畳み電動アシスト自転車は、使える。パナソニック社のオフタイム。オススメであるぞ。



過日、ジャイアントから、クロスバイクタイプの電動アシスト自転車がリリースされた。こいつがブレークするかってのはチョッと微妙な感じなんである。何しろ重い。三洋宜しく、フロントモーター式で、スポーツ車のメリットである、クイックリリースタイプの車軸を採用出来なかった。リアにキャリアを装備し、そこにバッテリーケースと予備バッテリーを収納出来るケースが付いていて、予備電池を携帯しなさいって事らしいのだが、う~ん…。



今年のメーカーの展示会では、スポーツブランドの折り畳み自転車がまた目立ち始めたんだ。そういったスポーツ車をベースに、電動アシストをリリース出来れば、市場は面白くなるのに。パナソニックやヤマハは、電動アシストユニットのみを、国内販売する予定は無いらしい。海外向けに販売はしているんだ。でも、おかしな話だろ?スポーツ自転車の殆どは海外ブランドなんだよ。だから、外国で企画・生産して、日本へ輸入すりゃあ良いだろうに、それを由としないんだな、みんな。



あと、電動アシスト自転車は、あまりにも仕入れ値が高額過ぎるぞ。その辺りが、様々な弊害となっているのも、一方での事実。ネット売、ディスカウントショップ、スーパー販売が全て可能な商品なんざ、扱い方が知れて来るってモン。



メーカーばかりが儲けちゃあ、イケマセンや。





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2011年9月26日月曜日

自転車は、かくも愉しき乗り物である!?

 自転車業界(輪界)にとって、何かと忙しい時期となった。既に御存知の方も多くいらっしゃるとは思いますが、自転車、特にスポーツ自転車と呼ばれているタイプの自転車メーカーってのは、その拠点は殆どが海外メーカーであってね、ま、欧米のそれに習って、年度替わりってぇか、グラデュエートってぇかがね、9月なんだよね。だから面白い事に、9月は新型発表会のラッシュとなり、これまた日本の自転車ショップの休日が水曜日に集中している為、毎週水曜日は様々なメーカーの新型車発表展示会が連なる。さらには、自転車のメーカーばかりでは無く、部品用品メーカーの問屋さん達も、挙って展示会を行うのである。









さて、なぜ毎年、輪界では2012年モデル~と云った様に、イヤーモデルが毎年発表されるのであろうか?なんて事が、あまり自転車に近しい方々で無ければ、至極当然の理屈として考えられると思う。最たる理由は、毎年行われる自転車のレースでは、スポンサー名とそのカラーリングを施したモデルが出るが、そのスポンサーが変更されてしまったり、部品や、フレームの技術革新や刷新等々…。様々な事が複合するとは思うが、サイズ、色、グレードなど、有る程度乗り手にフィットさせて行かなければならない為、単一車種を大量にストックする事が出来ないんだね。下手をすると大量の不良在庫となりかねないからね。









そもそも自転車のフレームってのはね、ハンドメイドで作るのが基本だから、機械に頼って、大量生産に向いていないんだね。高価なフレームなんかは特にそうである。薄いアルミに火を入れ、溶接なんて、直ぐに穴が開いてしまったり、溶かしてしまったりね、難しいのだそうである。だから職人によるハンドメイド。



ジドウシャってのは、メーカーや車種の違いこそあれ、基本的には単一的車種である。後は圧倒的にユーザー層が多岐に渡り、大多数なのであるよ。ママチャリってのは、単一車種だろ?色の違いとか、メーカーの相違を除けば、サイズで単一なんだ。「お客さん、ご身長があるので27サイズでどうですか?」なんてね。





今日び、自転車、特にロードレーサー系自転車がブームとあって、ロード系メーカーは元気が良いって寸法だが、いよいよマウンテンバイクも巻き返しの予兆がひしひしと感じられるのだよ。メーカーの自転車が売れ行き好調であるとね、より素敵で、魅力的な自転車が、安価になって登場するんだね。部品もカラードパーツが増え、煌びやかになるんだね。実に解り易いぞ。



さて、そんな中、問屋さんも在庫一掃のセールをするのもこの時期なのだが、残念ながら最近では、あまり在庫が残らず、完売してしまい、品薄状態なのだとか…。個人的には残念ではあるのだが、ま、業界が元気であるという証拠であろうし、由とせねばなるまいよ。



さて、それでも昨年は某メーカーさんのナイスなフレームが超特価になったりして、それを買ってストックしておいたんだが、部品のお金が貯まったので、コツコツと作り始めた。今日び珍しい、クロモリフレームのクロカン車である。色が黒しか無かったのが玉にキズだが(ノルコも黒だから…)、ま、流行りのカラーパーツを駆使してお洒落にね。最近ではリアのギア段数は、マウンテンバイクもいよいよ10段化の波が押し寄せ、んだばそいつを組み込んで…。まだまだ途中なのであるが、組み立ての愉しみってのと、フレーム組で自転車作ると、同じ仕様はまず無いって所がイイでしょ?



常々思う事なんだが、基本、自転車と云う乗り物は、自由度が信条でさ、有る程度乗り手の意向ってのを可能な限り、具現化し得る乗り物なんであるけれど、この理論には必ず安全に対する自己責任ってのが付きまとうんだ。安全ってのをおざなりには出来ない部分なんだけどね、どうしても日本の自転車文化ってのが、大方、歪んだ方向に発展せざるを得なかったんで、この安全に対する危機感が希薄なのだ。自転車で死んでしまうヤツはよっぽどなヤツだ位に思われている。



大きな間違いなのだ。オランダ・ドイツを始めとする、欧州ヨーロッパ自転車先進諸国に於いて、自転車の安全や、自転車乗車時の危機管理に際しては、補助輪が外れた幼児から、きちんと車道を走らされ、交通ルールの順守を叩きこまれる。徹底しているのだ。幼児に車道が危険だと思った御仁も居られるだろう。だが、幼児を含め、自転車すら安全に走る事の出来ない交通環境とは?歩道が安全?主要先進国中、自転車の係わる交通事故がダントツナンバーワン、それが世界唯一、自転車が歩道を走るという暴挙が許されている日本であるのだよ。最悪のナンバーワンである。



話がだいぶ逸れて仕舞ったが、自転車に乗るユーザーの意識が高尚であってこそ、その先に自転車を利用する自由度が増すと云ってもイイだろうね。自転車の幼児同乗などが最たる例で、昨日までやってた事が今日になってダメって???安全の為だからって云ったってねぇ。メイド・イン・ジャパンのママチャリが消え去り、日本工業規格が有限無実化し、ネット販売が横行し、販売者も自転車に対する危機意識なぞ皆無でね、大手自転車メーカーもネット販売に対して規制を掛けられない、大人の事情が数多あるのだ。





で、だよ。本当に良いモノを選択して行くなんてぇ事をさ、これが骨格であるフレーム、骨格のくせにこいつが一番重要且つ、目立っているんだが、そいつを選び、それぞれの部品を選択し、組み付け、調整して、自転車にして行く。車輪も組み立てる事が出来るってぇ、まるで模型の様だが、実際に乗れちゃう、なんて、こんな自由自在な乗り物、他に無いよね。



そんな自由度もね、簡単に思い通りに行かないのもまた道理であってさ、毎日毎日々々…僕等は鉄板のぉ~♪とはならないねぇ。3歩進んで2歩下がる~♪かな?ま、一歩でも進んでいるのでヨシとすっか。



スポーツ自転車は、「完成車」なぁんてスタイルが定着してからもうしばらく経つんだけどね、以前はママチャリですら、ホイールを組み立てて完成車にして販売していたって云うから驚きでしょ?以前はスポーツ車も乗り手のイメージを最大限膨らませてね、完成形を想い描いたんだな。それを自転車屋が具現化すると。



自転車販売店ってのは、本当に手間暇が掛かるが、薄利な商売なのである。この不文律を何とかしなければ、自転車業界の明日は無いと思うんだ。



子供乗せタイプの自転車も同じでね、メーカーのお仕着せや、法律の枠にとらわれ過ぎていてね、本当に自由な発想が出来なくなっていると思うんだ。イイじゃないか、ビーチクルーザーに子供乗せを付けたって。





自転車に乗って、何だか生活の一部が、チョッと愉しくなった。なんて事のお手伝いをするのが、私の仕事なんですな。きっと。豊かな生活ってのは、贅沢で、煌びやかな物品や金品に囲まれている事が豊かなぞでは無くね、充実した心があるライフスタイルをどれだけ送れるかって事が大切なんだと思うぞ。









牛歩であるが、KONAのマウンテンがそろりそろり、完成しつつあるのだ。





嗚呼、豊かなる心。





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2011年9月2日金曜日

電動アシスト自転車の実力ってヤツ。


私は自転車家である。ま、自転車の修理や販売を生業としている訳であるが、この自転車稼業(自転車操業では無い)ってヤツは、結構な自転車愛好家で無ければ務まらない側面を持っている。市販されている自転車なぞ、殆どと云って良い程、出来損ないの部分が色濃く残されている。どうしても趣味性の高いモノゆめ個人的センスやカラー的な所が、活かせるように、メーカーは敢えてハズシを作っているんだと考えている。単純にコストダウンの部分って云っちゃえば、身も蓋も無く、夢が無いんである。





さて、そうは云ってもね、幾ら自分が自転車に入れ込んで、様々な人々に自転車の有用性を訴えたり、薦めたりしているんだが、そんな私の家族もさぞや、と云った風に見受けられる様なんだが、どっこい、ウチの女房子供は、自転車にさほど興味を持っていない。女房殿に至っては、自転車で近くのスーパーに行く位で、不機嫌になってしまう程、自転車が好きでは無い。



何故、それ程キライなのか聞いてみたんだが、答えは単純であった。彼女は何しろ夏が嫌いで、暑いのが嫌いなんである。で、自転車を漕ぐと、必然的に暑くなって汗をかくと。それが嫌なのだと云う。ママチャリの3段変速が、何番に入っていようと、変速をしようとはせず、重いギアに入っていると「重い!」と文句を云われる始末。何しろ強敵なのである。



そんな奥さんであるが、私の理想は、夏休みとかに観光地などに赴き、やおら自転車を取り出してサイクリング、なんて、考えただけで愉しそうじゃあ、あ~りませんか。本当は電車の旅も好きなので、家族揃って輪行なんてのが理想なんであるが、自転車を各々が持ってくれる様な家族では無いので、そうなると自転車3台を担げる背負子でも作らないとならなくなるから、ジドウシャで移動する訳である。子供もすくすくと成長し、中一のくせに、いつの間に165cm位身長がある。なので、大人用の折り畳み自転車Bd-1が余裕で乗れるので、私と息子はBd-1で決定。で、同じ折り畳みの女房用・・・電動アシストって手が有るな。お?パナソニックの電動アシスト折り畳み小径自転車「オフタイム」、電動アシスト付き自転車で、重量が19.8kg(あはは、スポーツ自転車としては絶望的な数値だが、一般車アシストカテゴリーの中では、笑っちゃうが、驚異的な軽さなのである)、更に外装7段変速機付きである。これをゲットし、普段から乗れる様にセッティング。最初は訝しんでいた女房殿は、その圧倒的なラクチンさに、ご満悦で、普段乗っていた婦人車には一切乗らなくなった。それどころか、子供の学校や、イベント事で千葉駅付近に出掛けるのも、割と自転車で出掛ける様になった。これは画期的な出来事なんである。



当然、電動アシストだから、電池を充電しなくてはならない。タイヤの空気の充填や、整備等々、そんなのは私の真骨頂であるから、彼女は乗るだけなんである。ま、愚息も以下同文ではあるが…。専属メカニックは結構忙しいのだ。



女房殿が、率先して自転車で移動する様になったので、これは俄然、以前から膨らましていた夢が実現する可能性が出て来たのである。そう。リゾート地でのサイクリングである。リゾート地と称される場所ってのは、大概、山の中だったり、高原だったりと、坂道が付きものなんであるよ。今年は色々と考えた挙句、毎年恒例の海への旅行は取りやめ、山あいの温泉宿って事になり、いくつかの候補を出し、ま、日程上、1泊の旅行であるので、日本の三大名湯にもなっている下呂温泉に行く事にした。



ジドウシャで千葉から450km位有るので、運転は何とも無いんだが、如何せん、1泊の予定なので時間が無い。色々考えた末、予定の前日の、子供の用事が終わったら、その足で近くまでアプローチして、初日を有効に使おうという事になった。8月の日曜日、そそくさと自転車を3台、義父所有のジドウシャに詰め込み、そそくさと出掛ける。千葉は大雨だ。



現地では晴れる事を祈り、超楽観的に出掛ける。中津川に泊まろうと思ったが、親子3人ってのがネックで、事前に予約が取れなかった為、手前の飯田市のビジネスホテルを予約しといた。レイトチェックインが出来、和室があって親子3人で泊まれるからである。本当は、諏訪湖のSAで、温泉でも浸かって、車中泊でもしようか、なんてぇ楽観的なテンションだったのだが、女房殿に猛烈に却下され、取った宿だが、古いし、汚いし、早くも女房子供はブーイング。でも、ビジネスホテの玄関前に、ジドウシャを番長止めし、あまり広い玄関でも無いのに、止めさせてくれたりと、流石は田舎っぽい風情であったのだ。飯田市の繁華街は、独特の雰囲気を醸し出していて、とても怪しげであったのが印象的であったのだ。無論、出掛けてはいない。外は未だに大雨。



あくる日、雨は続いていた。朝食を戴き、下呂温泉に向け出発。前日出発の御蔭で早めに下呂温泉に到着。お?雨は小康状態。早速市内を観光し、下呂の合掌造りの博物館等に行く。









お?太陽が出た。今までの雨が嘘の様だ。ひとしきり街を探索し、一旦宿へ。「しょうげつ」というちょっとイイ宿を予約しておいたのだが、下呂の山肌に貼り付いているかの様な場所で、凄い上り坂。ジドウシャもローギアでウンウンと登る様な急坂なんである。で、そそくさとチェックインし、しばし休憩の後、いよいよ自転車で街を散策しようと強引に提案する。坂道が凄過ぎて、帰って来れないなんて不平不満をよそに、電動アシストだから余裕だ!なんて切り返し、何とか連れだす事に成功。・・・実はこの時、流石の電動アシスト自転車でも、この坂は登れないんでは無いか?と直感した。何しろそれ位の急坂である。部屋に案内してくれた宿の人も、「ええ?自転車ですか?急な坂で、以前来られたお客さんが3人、坂道で自転車のチェンを切ってしまってますから、ご無理をなさらない様に。」なんて言われちゃった。



街中の自転車、すこぶる快適である。アップダウンもなんのその。愉しい。温泉博物館なんかにも行き、下呂の街を満喫したのだった。その間、信じられない事に、晴れていた。でも、この時はもう雨は降らないだろうとさえ思っていられる程、青空たったんだ。



さていよいよ宿に戻ろうと、自転車を走らせたんだ。いよいよ坂道。お?凄ぇ激坂!フロント60Tもあるギア歯で、しかもリアロード用と来ちゃあね、登る訳ゃあ無いやね。女房の電動アシスト自転車のギアはトップに入りっ放しで、「重い」って文句を云っているが、・・・この激坂を進んで来た。「親指でギアを変えて!」って指示するとね、流石に女房殿も変速した。此処からが電動アシスト自転車の真骨頂でね、なんと、ローギアに達していないのに、女房殿はその坂をスイスイと登り始めた。おお!恐るべし電動アシスト力。子供は坂の入口から自転車を押している。で、頑張って上まで登り、女房殿に電動アシスト自転車を拝借し、子供を迎えに行く。 その電動アシスト自転車を子供に乗せると、「ウッヒョ~、何コレ?楽ちーん!」と言い残し、残りの激坂をスイスイと登って行くではないか。想像してみて欲しいんだが、押して歩くのも困難な坂で、自転車を新たに漕ぎだす事の難しさってのは、本当に想像に難しく無い程、難しい事なんだよね。ああ、回りくどい言い回しになっちまったが、兎に角、坂道の漕ぎだしは不可能に近い程、難しい。それを難無くこなす電動アシスト自転車。





自転車家になって、現場で初めて、電動アシスト自転車の真骨頂を見た。



因みに、マウンテンバイクだったら、何とか登れたと、私は思う。…と、負け惜しみを云ってみる。



その位、強烈な上り坂だったのだよ。私はその電動アシスト自転車プラス外装7段変速の実力を目の当たりにし、すこぶる満足なのであったのだった。



ともあれ、夕方に宿に戻って、風呂に入って食事して…なんてやっていたら、知らず明鏡のうちに外は雨。いやいや、雨なんてぇ生易しいモンではない程の大雨が大量に降っていたんだ。本当にバケツをひっくり返したって形容がぴったりな程だったよ。下呂温泉中心を流れる飛騨川の水位も、みるみる増えて行くのが解ったんだ。この雨は翌日の日中まで続き、早々に千葉へ向け帰路に着こうとジドウシャを走らせ、下呂駅前のアンダーパスを覗くと、あらビックリ!昨日通れたアンダーパスが天井まで冠水しちゃってる。あちこちで土砂崩れと、冠水と、通行止めでね、何だか大騒ぎのどさくさの中、帰って来たって訳である。



ジドウシャで往復約900km。何やら忙しい遠出となったが、千葉に帰った翌日は女房と子供が熱を上げている、アクアタイムズってバンドのコンサートが武道館であってね、それに出掛け大騒ぎ、次の日は義弟の店で夏の打ち上げって家族会を開いた。何だか忙しかったが、充実した夏休みであったのだ。



…何だか今回は、夏休みの作文みたいで恐縮である。





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