2011年10月4日火曜日

電動アシスト自転車の実力と、正しい利用法。

 

先般、恒例ともなりつつある、中学校・高校時代の同窓会ってのが神奈川県の湯河原温泉にある、恩師宅にて開催され、二年ぶりに参加する事にしたんだ。昨年はツールド千葉開催日と重なって、行けなかったからね。



一昨年も同じパターンで、家族を連れ、女房子供は宿にてゆっくりさせてだ、私のみが参加って寸法になる訳なんだが、その宿ってのが、湯河原駅から6~7km離れた、奥湯河原にほど近い山中に位置する閑静な宿なんであるが、その恩師宅とは少しばかり離れていてね、前回は坂に強いマウンテンバイクを持って行ったんだが、何しろみかん畑の上の方に恩師宅は有り、新幹線の線路が走る軌道の更に山頂って云えば解るだろうか?解らない人は標高が解る地図でもご覧いただけば宜しい。



伊豆・湯河原・箱根の界隈はさ、何しろ土地の起伏が激しくってさ、海沿いから相当に切り立った山に囲まれているので、所謂、平地らしき場所が極端に少ない。山肌にはミカン畑が沢山あるといった感じの地形。ま、この辺りも、解る人が解れば宜しい。関東ローカルであるよ。





んでもってね、その坂を登って行くに当たり、マウンテンバイクで結構大変だったなぁ、と記憶していた事と、先日、女房子供が電動アシスト自転車を使用し、とても急な坂をスイスイと登っていった事を、実際にどの程度の感覚と、時間が可能なのか?なんて事を試してみる絶好のチャンスであったので、早速実践してみたのであるよ。



現在所有している電動アシスト自転車は、パナソニック社の、「オフタイム」という、折り畳み式電動アシスト自転車で、5アンペアという平均的なリチウムイオン電池を備えた、軽量なタイプの自転車なのである。折り畳み自転車であるので、コンパクトである。19.1kgと、スポーツ自転車のそれと比べるべくも無い重量ではあるが、モーターと、電池を含んで20kg以下という重量は驚異的ですらあろうよ。手直ししている所は、7sシフターをグリップ式から、ラピットファイア式に変更して、一般車用多段変速用ディレーラーをアリビオに変更していてね、一番廉価なサイコンを付けている位である。早速そいつをホンダのストリームというジドウシャの荷室に押し込み、湯河原へ。



湯河原駅前にデニーズというファミリーレストランがあり、そこでそそくさと自転車を組み立てる。うろ覚えの道ではあったのだが、方向はこっちの方向って事で、勘を頼りに自転車を走らせる。この手の自転車の困った所は、坂道を登るのが苦にならないので、構わず何処でも登って行ってしまう事だろうか?結構行けそうだと思って登った道が、案外袋小路になっていたり、階段で行き止まりなんて所に出くわすばかりなんだよ。



それでも、見覚えのある道に出て、急な坂をトットコと登り始めたんだ。流石にトップギアのままでは登れない感じではあるが、外装7段変速機と相まって、すこぶる快適。息も全く上がらない。自転車でこの坂を登れば、どれ程息が上がるかって事は容易に想像が付く。何しろ本当に、口笛を吹きながら上がれるのだよ。あまりに涼しい顔して登って行くモンだから、上から下りて来るタクシーや、農家の軽トラのドライバーが目を丸くしていたのがとても愉快だった。そんな余裕が生まれる程の実力と云えばご理解戴けるだろうか?



何しろ、坂を登るのが面白い自転車。練習して、辛い坂を登って、タイムを縮めて…なんてね、ヒルクライムってのが、スポーツ自転車のレースの一つとなっていて、愛好者も多いんだ、自転車ってのはね。でもさ、誰もが、気軽に、効率良く人力プラスアルファでもって登れる、なんてのは、とってもエコロジーな訳なんであるよ。実際に、恩師宅の前の道も坂道が続いていて、普通の自転っ車だったら、スポーツ車であっても、上へ向かって自転車を漕ぎだすきっかけを見つけるのが難しいって位の坂で、試しに同級の女性に試乗して貰った。その安楽さに大騒ぎしながら登っていった程の実力だ。





但し、電動アシスト自転車だからこそのウィークポイントも感じる事が出来た。激坂故、常にモーターは強モードでフル稼働している為、それこそあっという間に電池を消費してしまうんである。本当にビックリするほど燃費悪し。パナソニック社の公式データによれば、平均23km前後は走行出来る計算となっているが、15km程度でほぼ空っぽって位である。ま、消費するのだから仕方が無いが、現在の一般的な26インチタイプの電動アシスト自転車は、パナソニックだと最大12アンペアまで生産していて、最初に3アンペアの小さな電池の自転車を購入しても、電池が共通で使用出来る為、走行距離を任意に伸ばす事が出来るのである。近日、15アンペアという大容量バッテリーを発表する事にもなっているしね。



しかし、現行のオフタイムの場合、スペースの関係で、5アンペア以上は載せる事が出来ない構造なんだ。だから、結構な大きさの充電器を持って行くってのが、唯一の解決法なんだよね。若しくは予備電池を携帯するって事か?ま、今後の課題は燃費かな?消費電力って方が正しい表現だろうかね?何しろ、折り畳み電動アシスト自転車は、使える。パナソニック社のオフタイム。オススメであるぞ。



過日、ジャイアントから、クロスバイクタイプの電動アシスト自転車がリリースされた。こいつがブレークするかってのはチョッと微妙な感じなんである。何しろ重い。三洋宜しく、フロントモーター式で、スポーツ車のメリットである、クイックリリースタイプの車軸を採用出来なかった。リアにキャリアを装備し、そこにバッテリーケースと予備バッテリーを収納出来るケースが付いていて、予備電池を携帯しなさいって事らしいのだが、う~ん…。



今年のメーカーの展示会では、スポーツブランドの折り畳み自転車がまた目立ち始めたんだ。そういったスポーツ車をベースに、電動アシストをリリース出来れば、市場は面白くなるのに。パナソニックやヤマハは、電動アシストユニットのみを、国内販売する予定は無いらしい。海外向けに販売はしているんだ。でも、おかしな話だろ?スポーツ自転車の殆どは海外ブランドなんだよ。だから、外国で企画・生産して、日本へ輸入すりゃあ良いだろうに、それを由としないんだな、みんな。



あと、電動アシスト自転車は、あまりにも仕入れ値が高額過ぎるぞ。その辺りが、様々な弊害となっているのも、一方での事実。ネット売、ディスカウントショップ、スーパー販売が全て可能な商品なんざ、扱い方が知れて来るってモン。



メーカーばかりが儲けちゃあ、イケマセンや。





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