嗚呼、またまた、よい命題が出来ず、意味不明気味である。だが、内容は単純にしたい。…無理か?まぁいい。ともあれ、不況だから、とか、エコブームだから、とか、理由は定かではないのだが、兎にも角にも、世の中に自転車に乗る人が増殖した。増加と云うより、増殖って程、増えた。それに伴い、現場では全体的に自転車の事故によって持ち込まれる自転車の数も増殖中なんである。
日本の自転車の不幸は、高度経済成長に端を発するのだが、自転車は軽車両と云う「車両」に属し、車両であるからこそ、その走行場所を「車道」に定められているのであるが、約3~40年程前の高度経済成長以前は、自転車は車道を走行していたのだが、急激な道路インフラ整備など、急激な開発と、ジドウシャ至上主義を金科玉条として、走行スピードの遅い自転車は、「危機回避的」措置として、歩道を走る事も出来る、とし、歩道に追いやってしまった。…残念ながら、その当時の高性能自転車は、まだまだ一部のマニアックな人達だけのモノであった事もあってね、その後日本のメーカーは、仕事用の実用自転車をベースに、武骨な実用車より、婦女子も軽快に乗り降りが可能な「軽快(婦人)車」を開発した。…世界的レベルで鑑みると、いかにも鈍重で、超低性能歩道走行自転車が、「軽快車」と命名したのは、かなり皮肉っぽいとも云えよう。
ま、歩道を走行するという愚行を、国が奨励してしまった大馬鹿な国のインフラであるから、当然、その後の自転車事情は、世界中からガラパゴス化して、孤立し、その優秀な製造技術も、とうとう、お隣の国、中国に生産拠点を移し、メイドインジャパンの自転車は、その殆どが絶滅してしまったんだよね。ママチャリから、「メイドインジャパン」が消えた瞬間である。
さて、話題を変えよう。今、何が起こっているのか?例えばね、自動車の運転免許を持っていない人間が、突然大型トラックを運転する、なんて事を想像して頂きたい。大型観光バスでもいいや。非現実的ではあるが、一体どの位走行が可能なんだろうか?では、全く経験も無く、免許も無い人が、大型オートバイに乗ったら、どうなのだろう?どちらも何処かで事故を起こすだろうなって事が容易に想像が出来るだろう。
その想像は、交通、特にジドウシャ関連のね、ある程度の教育が行き届いているからこそ、想像がつくのだと思うんだ。人は、経験や知識の無い事を、想像する事が出来ないんだね。日本の自転車事情は、まさにそんな所に、確かに置かれているのである。
毎日新聞に、実に興味深い記事が連載されていて、ネットでも公開しているので読まれると良いと思うんだけれど、「銀輪の死角」なんて見出しが付いているのだが、特集ごとに題材を絞って、記事としているのだが、そのどれもが、とても大切な事にスポットを当てているんだが、そのどれもが、対岸の火事的扱いをしてしまっているかの様な、世論の対応なんだな。自転車で死亡事故が起こるなんて有り得ない、と口を揃えて云うんだ。記事をかい摘まむとさ、時速30km/h程度で車道を走行していた自転車が、信号無視で交差点に入り、横断歩道を渡っていた人に衝突し、横断歩道を歩行中の人が頭を強打して死亡したというものなんだが、その際、裁判で決定した賠償金が高額で支払えず、自転車運転者は実刑と自己破産をしたという。被害者には賠償金が支払われなかったんだ。え?でしょ。被害者救済は一切されていないんだ。金が無いから仕方が無い?無保険?いやいや、マグロ漁船でも乗るべきでしょ?人死んで、金無いから?シカト?
これが現実なんだよね。日本の劣悪な自転車環境には、こんな事が常に潜んでいるんだよ。自転車が、車両という意識の人間が、あまりにも希薄過ぎるのだよ。
自転車には免許制度が無い。教育の現場が無い。そして被害者救済の要である「保険制度」が無い。これは何を意味しているか、解りますか?ジドウシャには、「自賠責保険」と云う、強制保険とも云われている、保険に加入する事が、法律で義務付けられているんだ。自転車事故では死なない、なんて妄想は、アイドルはオナラをしないって定義と同義となる。だが、日本人の多くは、アイドルはオナラをしないと思っているんだね。自転車専門店で加入できる、自転車に掛けられる「TSマーク」という自転車保険加入率も、購入者の僅か2%でしかない。
損害保険会社は、保険制度上、加入率より損害金支払い率が多い保険商品はやめてしまうと云う傾向が顕著である。…儲からないからだ。損保会社は1980年代から挙って自転車総合保険という自転車の保険を販売していたが、損保ジャパンが2010年1月、日新火災が2010年3月を最後に自転車保険を廃止し、日本の損害保険会社で自転車総合保険を扱う所は、ゼロとなった。
各損保会社は、交通傷害保険と統合したとかと云い放ってますが、本当の所は採算性が合わないのだと思うぞ。一応、上級損保代理店の資格保持者だし、ワシ。
損害保険だの、生命保険だの、あの手合いはさ、仕組みが煩雑で解りづらいってのが特徴でさ、代理店をやる側も、業務は楽ではない。ただ、自転車も車両である限り、重大事故を及ぼしてしまうという可能性は、常に潜んでいるので、何らかの対策を考えなければならない時期に来ていると思うぞ、俺ぁ。
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自轉車家である。
日々の喧騒の中、社会のよしなし事を、
サドルの上で考えた。そんなブログである。
自轉車家だが、あまり自轉車ネタは無い。
たまにはある。
そんな内容である。
文が長いぞ。心して読んでくれたまえ。。。
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