少し前になるが、国の経済政策の一環として、ジドウシャ産業なんかに買い替えやエコ減税なんかを付帯したり、家電製品エコポイントとかって、家電消費を煽動する政策が実施されたね。
言わば政府の肝いり政策でさ、全面バックアップ体制でね、それらの政策によって、年間400万トン程の二酸化炭素消費量が削減出来るとしていたが、どうも実際にはその6分の1程度の約67万トンの削減ってぇ大誤算であったと試算されているらしい。
何だかこういったモノを始める時は大々的に大騒ぎをしてさ、日本の根幹産業とでも云うべきジドウシャ・家電業界は大いに潤う事となった。で、そんな政策も尻つぼみに終焉を迎える昨今、大盤振る舞いで補助金と称し、国民の血税を投入し、温室効果ガスは大風呂敷でした、おわり。では、本当に情けない話である。しかも、本当に大相撲の八百長事件とかのニュースに埋もれるかのような、消えいり様なんであるよ。
八百長はお前らだぞ。マッタク。大体俺達からふんだくった税金を、エコポイントとか云って、無駄遣いした人間にだけチョッピリ還元するってのは、一体全体どう云う了見でぇ、ってな話でね。自転車なんてぇ、云わば生粋のエコ商品であるモンには見向きもしやがらない。
驚いた事に、事実こんな意見もあるんだ。
「自転車は鉄やゴムなどで出来ていて、作る事自体がエコじゃ無い。それに大量の放置自転車を発生させ、粗大ごみになるからエコじゃ無い。」
…へぇ。何だか無人島にでも行って、自給自足の生活でもすりゃあイイ様な人の意見である。そんな人に限って、絶対に自転車に乗らない。しかもナントカ議会議員なんてぇ肩書きを背負っているヤツが多いのも、残念乍ら、また一方の現実なんだよ。
そんな方々を云い負かすのは容易だよ、でもね、無知から来る意見と云うのはどうしようもないしね、そんな些細な事よりも、何故生粋のエコロジー商品である、自転車は見向きもされないのか?
それはね、
自転車は、メイドインジャパンではないから。スポーツ自転車の殆どはメイドバイ海外。舶来モンである。日本固有種である、ママチャリも、ほぼ100%舶来モンなんだ。チャイナね。ホンの僅か前、1990年代までは、何とか、大阪の堺市辺りで、メイドインジャパンのママチャリは製造されていた。ただ、ゼロから製造して、材料仕入れて、溶接して組み立てて、塗装して…しかも、到底パートさんレベルの人間には出来ない工程ばかりで、オートメーション化がとても難しい自転車の製造を以てしてね、何でそれが1万円以下で購入出来るのかが問題なんだと思うよ。で、当然だが、職人さんも年をとり、結局最後の最後の、メイドインジャパンが、消えた。時代の波にのまれた感じであるね。
当然、その時から自転車は、国内の産業から消えた。国内産業では無いから、当然、自転車などにはエコポイント諸々の補助金やら、対策なんぞは一切無いんだ。子育て支援なら、ベビーカーや、子供乗せ自転車購入補助金やらを出せば良い。親が、酒呑んでもパチンコやっても構わない子供手当てってのは何なんだ。
3万円の自転車と1万円の自転車と、見分けられないという現実。何故それだけの価格設定なのかという予測すらしないのだね。仕方が無い。自転車そのものに興味が無いからね。それが国民性なのだ。日本固有の自転車の在り方が、国民性を表していると思う。所詮、国も自転車なんぞには興味が無いんだ。ついでに云うと、国はあまりエコにも興味を持っていないと思う。地球規模で他国が、特にヨーロッパ諸国がエコ先進国だからね、仕方なく同調しているといった感じであるね。
商売に徹すると、こだわりの部分は排除せざるを得ないって図式があって、それを実践している所も、少なからずあるのだが、とどのつまり、実弾をどれだけ持っているのかが勝敗を分けてしまうってのもまた事実であってね、その辺りをとやかく云うつもりはない。ただ、望むと望まざるに拘らず、巷ではスポーツ自転車の有用性が浸透しつつある。
元来、趣味で自転車に乗る人ってのはさ、己の技量なんてのを、本当にわきまえているんだ。そもそも、自転車がそういった乗り物だから。かなりハイソな乗り物。ハイソサエティー、上流、とか上流社会とかって事なんだろうが、そう云ゃあ、バブルの時代にデザインの洒落た(?)ジドウシャを、ハイソサエティーカー、略してハイソカーなんてモテ囃された時代が有ったけど、…本当に色んなモンに踊らされたものだと思うよ。
そんな時代のヘンテコな言い回しを流用するとね、本当のハイソな乗り物ってのぁ、自転車って事になるんだな。
自転車が好きか嫌いか、気付いているか気付いていないか、そんな、チョッとした事なんだけどねぇ。そう云えば仲間内でもね、自転車の魅力にハマっている人々は皆、ジドウシャ、特に趣味性が高いヤツとか、オートバイが好き、若しくは好きだったって人が、至極多いと思う。ま、何にでもマニアックにハマる人は、自転車の魅力にきっと気付くのであるよ。
先日、お店に来たお客さんでね、御夫婦でブルーノのミニヴェロを購入してくれたのだが、奥様がチョッと良いグレードの自転車で、旦那さんはオーソドックスなドロップ。型落ち在庫車ではあったんだが、変速レバー台座の場所なんかが、現行モデルと違い、人気モデルである。旦那さんはほぼ自転車を購入する事を決定しているのであるが、奥様には特に押し付けない。自主的に決めるまで静かに待つタイプだ。
お二人で乗って帰られたのだが、とても自然で、カッコイイと思ったね。ああ、この御夫婦のライフスタイルに自転車が加わった瞬間である。
かと思えば、ゲーリーフィッシャー最終型アヴァントに、古くからのお客さんが、カゴとスタンドと泥除けを付け、ママチャリ替わりで街乗りをすると云うね。うん。ある種、潔し。ゲーリーフィッシャーだろうが何だろうが、一切お構いなし。自分の思うように使い倒す。自転車の自由さ真骨頂であろう。
ママチャリからの脱却。うむ。正しい選択であろう。
…ママチャリがダメなのでは無い。結局、適材適所、TPOなんだね。近所のスーパーへお買い物、なんてのはママチャリが一番だったりする。
自転車の使い方は、乗り手次第なんだね。
「自轉車家ジョーのメールマガジン」
http://www.melma.com/backnumber_186028/
自轉車家である。
日々の喧騒の中、社会のよしなし事を、
サドルの上で考えた。そんなブログである。
自轉車家だが、あまり自轉車ネタは無い。
たまにはある。
そんな内容である。
文が長いぞ。心して読んでくれたまえ。。。
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